ロード・トゥ・エリュシオン ~ ホラー小説でマーラー入門
この世で一番おそろしい拷問をごぞんじだろうか?
それはクラシック音楽になどまったく興味のない人間が、グスタフ・マーラーの交響曲を番号順にすべて、休むことも許されずに聴かされつづけるという行為だ。
俺・国松公平(くにまつ こうへい)はいままさに、幼なじみの速水千夏(はやみ ちなつ)からそれを受けている。
この地獄から、いったいいつ抜け出せるというのか?
それはつまり、マーラーが言うところのエリュシオン、すなわち天国へといたったときなのだ――
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