初夏の練習曲《エチュード》 -喫茶探偵物語-

作者 きよし

[現代ドラマ・社会派]

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とある街の片隅に、その店はあった。
店の看板を目にした者は、みな一様に小首を傾げるといわれている。
店の名前は、「喫茶探偵『四季』」。
その店は、探偵事務所と軽喫茶店というふたつの顔をもっていた。

これは、初夏のある日、その探偵事務所が引き受けた依頼を解決するまでの、問題児たちのお話である。

喫茶店『四季』を舞台とした探偵ものです。作品の趣旨ではないので活劇の描写は無く、頭脳戦・舌戦がメインです。
なかなか話が進まない、と思われるかもしれませんが、それは、エピソードをひとつひとつ丁寧に積み上げることで、登場人物の性格やら人物像やらをわかっていただきたくて、このようになりました。
そうして積み上げた末、拙作の結末になりました。無駄な時間を使わせてしまわないように努力はしたつもりです。その成果があればよいのですが。

あと、できるだけ大勢の方に読んでいただきたくて、「小説家になろう」他へも投稿しています。

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