無音のH《アッシュ》
「超能力とは異なった超能力をお持ちの方へ」
そんなふざけた誘い文句を掲げる宗教法人ASH〈アッシュ〉
自分にその力があると確信していた鈴宮凜は自ら、羽田翼はその凜に偶然目を付けられ――共に高校生という年齢でありながら、新興宗教と関わることになる
同時に、ASHを監視する公安警察とも
一方、児童養護施設で暮らす中学生――近江悠と朱音初葉は明確に狙われ、否応なしに両組織と関わる羽目となる
1人はその力ゆえに、もう1人はただの『餌』として
――すべては日本国家の安寧の為に
大義を掲げ、陰謀を企てる大人の前では子供たちはあまりに無力だった
ただ、そんな大人たちも「無音のH」の存在により翻弄されることになる
そうして、大人も子供も――誰もが道を踏み外す
※カクヨムにも掲載
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