失語の鳥〈アースフィアの戦記外伝〉【テキスト版】
この世界で出会ったすべての人が、本当はもっと優しく生きられたはずだった。
■この作品はチャットノベル版を先に公開しておりますが、本編の後にチャットノベル版未収録の番外編をおつけします。
時空の辺境、遠い異星。そこは、捨てられた被造物たちの墓場。
言葉が望むなら、太陽までもが堕落する世界。
暗い世界。
寒い世界。
異形のモノどもが人を喰う、不変の夕闇の世界――。
この壊れかけた世界に、一人の旅人が落ちてきた。
名前はテス。記憶を失った彼にあるのは、大気を操る『言葉つかい』の力と人殺しの技能。
八百年の時を生きるという少女キシャに導かれ、彼はあてどない彷徨を始める。
自分が誰かを、知るために。
※この小説は2015年9月~2016年5月にかけてブログで連載していたものです。
※番外編『我らの屍衣は真白』に関しては、2017年9月にブログで公開したものです。
■アースフィアの戦記とは
遠い異星アースフィアを舞台に繰り広げられるファンタジー/SF小説群。
・かつて地球人に創造された『言語生命体』と呼ばれる新人類が繰り広げる戦模様を描いた本編
・言葉を魔法のように操る『言葉つかい』たちが異能バトルを繰り広げる外伝
とで構成されています。
すべて独立したお話になっているので、どの作品からでもお読みいただけます。
■本文中の引用は『新約聖書 原文校訂による口語訳 (フランシスコ会聖書研究所 訳注)』より(詳細はチャットノベル版をご覧ください)
ファンレター
ファンレターはありません