ざわめきとささやき――2018年ふたりの秋――

作者 51407491

[現代ドラマ・社会派]

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半澤玲子は、トイレタリー系企業レオン本社で経理を担当する47歳のOL。過去に離婚歴がある。親友の韮崎絵理が恋活サイトでいい男性に巡り合えたことが刺激となり、また彼女からも勧められて、登録を決意する。玲子の母は武蔵野の実家で、活け花の師匠をしながらひっそりと暮らしている。玲子は、部下のさくらちゃんが、アラサーで彼氏もいないのを親身に心配し、自分にまだ登録する気がない頃から婚活サイトを勧めている。

 一方、中規模不動産会社の営業所長を務める55歳の堤佑介は、やはり離婚経験がある独身男。別れた妻・依子との間に一人娘・亜弥がいるが、亜弥は12歳の時、両親の離婚が成立してから依子のもとで育っている。大学生になってから亜弥は父の佑介と再会する。母親に内緒で時々二人は会っている。佑介は仕事をまじめにこなすが、仕事以外の社会問題に大きな関心を持ち、友人の大学教授・篠原と、景気問題、男性の結婚難問題、少子化問題、中国人の土地爆買い問題などについて、議論を交わす。篠原は堤に再婚を促す。 

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