階段上の姫君
庄司夏生(しょうじ・なつき)は、綾部家で働く使用人。
他界した両親が残した借金を返済するため、幼い頃から屋敷で働いてきた。
屋敷の主人からは、一階へ下りることを禁じられている。
だから夏生にとって、屋敷の二階が世界の全てだった。
冬のある日、主人の一人息子が婚約者を連れてくる。
白い肌に、長い長い紅茶色の髪。
童話に出てくる姫君のような女性に、夏生は仕えることになる。
淡雪のような初恋と、すべてが変わる四日間。
※見ようによっては同性愛っぽい表現がありますが、最終的に踏みとどまります。
書影画像:AreaE(http://areae.xxxxxxxx.jp/index.htm)※加工済
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