超新約ライトノベル聖書『新約聖書を学園コメディに置き換えたらこうなった』
神様なんつー野郎がいるなら、きっと今、半笑いでこう言ってる。
「お前の初彼女、自称キリストの生まれ代わりになりそうな運命だけど、OK?」
そして始まる、自称キリストの生まれ代わり VS 超ブラック校則学園
【あらすじ】
超ブラック校則高校 『羽里学園』
お嬢様な生徒会長
羽里 彩(はり さい)が支配するそこは、びっくりするほどディストピア。
休み時間には休む以外してはならず、シャーペン補充だけで停学に。
下着の色、ニーハイの絶対領域までミリ単位の規制が。
こんな校則の数は、なんと千以上。
そうと知らずに入学してしまう、コッペと呼ばれるようになる少年。
初日から、重大違反の大ピンチ。
彼を救ったのは同級生の女子――
名座玲 召愛(なざれ めしあ)だった。
一見、超変人だが超絶良い奴。
座右の銘は、「自分がして貰いたい事を、他の人にもしてあげよう」
運命の悪戯で、コッペは彼女と行動を共にすることに。
学園の解放をめざし、羽里彩との対決に挑む――
が、召愛と彩は、元は同じ目標を目指す、親友だったことが明らかになる。
二人はなぜ、対立する関係になったのか?
二人が再び、手を取り合う学園は創れないのか?
コッペはそんな未来を目指し、奔走する。
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*まえがき*
「聖書って、何が書いてあるか気になるけど、読む気がしない!」
そんな、あなたのための、超軽々々聖書、ライトバイブルです。
新約聖書のストーリーを、罰当たりな学園コメディとして、アレンジしてあります。
『なぜパンツのことで心配するのですか。野の百合がどうして育つのか、わきまえなさい』
こんなタイトルのエピソードもありますが、内容はまんまです。
人間って、ちゃんとパンツを穿いてるかどうかよりも、もっと大事な事は、いっぱいあるんだよ。
別にパンツなんか穿いてなくたって良いじゃない?
というドタバタなエピソードを通して、聖書の内容を理解できます。
前提知識は、なーんも要りません。
キリスト教の専門用語や、宗教概念は一切使われていません。
そのため、この〝軽〟聖書に書かれている事が、聖書の全てという訳ではありません。
それでも、聖書の要点である『理念』だけは、ばっちり把握していただけると思います。
「あれ? 聖書の理念って、日本人が大事にしてる、『察しと思いやり』『絆』『おもてなし』『いたわり』に近くない?」と気づくかも知れません。
日本人にとって、縁遠いイメージの聖書が、案外デフォで身近なものだった。
そんな事を発見して頂けるかも知れません。
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管理用メモ
▲ 2018/2/21 9話と10話を中規模改稿、11~13話まで整合性補完。
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