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[学園・青春]
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二〇二一年、高校生になった梅宮獅子夫は、あだ名のおかげで十六という数に敏感だ。その十六歳の誕生日を迎えたけれども、地球規模の流行病のせいもあって特に何事もなく過ぎる。翌日、登校日で学校に行くとクラスメートの女子・杉川が友人達からお祝いされていた。どうやら今日は杉川の誕生日らしい。彼女達の会話を聞くともなしに聞いていると、杉川は「十六歳で結婚したかったのに、できなくなった」と嘆いている。どういう意味だ?と首を傾げる梅宮だったが、程なくしてある法律の変更を思い出す。
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