『幻日』~消し炭色の領域~

作者 大和撫子

[社会・思想]

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 『ボーイズラブ』というジャンルの漫画や小説のコーナーを書店で見掛けるようになった。昔は『やおい』と言って人目につかぬようひっそりと読んだり、創作をしたりして楽しんだと聞く。二次創作も随分と見掛けるようになった。オタクであり腐女子でもある私からしてみれば、随分と生き易い世の中になったなぁとしみじみ思う。
 マスコミでもコミケや二次創作を含む同人誌の特集などを組み、幅広く世間に認知されるようになってきた。そのせいか、人気アニメの公式の声明に対して楽しむ権利を主張する二次界隈など、トラブルも見聞きするようになった。
 趣味で小説を書くようになって四年ほど過ぎた。一年ほど前よりとある小説シリーズのファンになって所謂『沼落ち』状態となった。原作を愛するあまり熱く語りたい感情を持て余し、ついに二次創作にこっそりと手を出してしまった。
 そもそも二次創作は公式に許されて堂々と描けるものではない。お目こぼしを頂いているだけである。けれども、時に人気の動向を探る為に敢えて公式が二次創作を調べる事もあるという。けれどもファンとしては、原作者様にはそういった事に左右されず思うまま自由に描いて頂きたい。果たして公式と二次創作の関係とは?

 二次創作などについて思う事を、実際に目の当たりにした事を織り交ぜて書いてみようと思う。

 ※ノンフィクションではありますが一部、特定を伏せぐ為にアレンジを加えております※

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