真夜中書房
短編集です。
ここに在るのは願いのカタチ、あるいは日常の風景。
どうぞご自由にお受け取りください。
落ち着いたトーンを集めます。
それはまるで、零時にページを捲るような。
いつだって、幸せへの片想い。
<あらすじ>
【彼岸花】
ある日、俺は迷子になった。約束を守れず大学にも家にも居られなくなり、辿り着いたのは彼岸花が群生する何処か。このまま、何処にも帰れず、彷徨うのだろうか。
けれど、ようやく見つけたんだ。俺の居場所を。
「大丈夫だよ。有斗」
【願わくは花の下にて】
藤色の翼を持つ彼に誘われた世界は、色褪せない日常。大切だった世界。新たな1日のはずなのに、いつもの私のはずなのに、ここはどこだろう。
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