声の記憶
コロナ禍で引きこもり生活を送っていたら、ふと子供の頃の記憶が蘇りました。
それは世界の物語が吹き込まれたLPレコード。
錚々たる朗読者による、夢のようなレコードたちの〈声〉の記憶……
ファンレター
米倉さんの絵本『多毛留』を読んだ時の衝撃を思い出しました! 絵もストーリーも忘れられないぐらい「刺さる」ものでした。 だけど私ときたら、いつどんな状況で読んだのか……全然思い出せないところが、三奈乃さんとの違いなんだなあ(笑)! 朗読の声の力で、この中国の古典が子供の心を動かすに至るなんて。これだけ大きなものを受け取った三奈乃さんの感性もまたすごいと思います。 素晴らしい、子供時代の思い出を聞かせて頂きました。ありがとうございました^^!
ラストがとても胸に迫りました。「●●を、信じる」。私はいつもおっかなびっくり及び腰(笑)で「橋」を渡っているのですが、「トロール出てこい、さあ出てこい!」そんな風に背筋を伸ばして、自分の気持ちを少し明るくして渡った方が、きっと上手くいきますよね。それを『ゲゲゲの鬼太郎』の歌の熊倉一雄さんの声で言われたら、有無を言わさない妙な迫力と説得力を感じそうです。 物語の深層を抽出する南ノさんのナビゲートに、心打たれました。まるで人生へのエールですね!
ご紹介頂いた「長靴をはいた猫」のレコードを無性に聴きたくなりました。幼稚園の南ノさんの大人びたツッコミに大笑い(知能高すぎ、コナン君ですかっ!)猫の後日譚は知りませんでした、確かに猫さんカッコいい! 私のレコードの記憶は叔母が買ってきたヤマトとかスリーナインの交響曲と、母が友愛セールでタダ同然に買ってきたクラシックぐらいなんです。それも曲は覚えてなくて「これが10円だったのよ」という勝ち誇った母の声だけが耳に残っています。情操教育0点。
レコードプレイヤー家にもありました。傷むと同じところを繰り返したり、ブツブツブツブツと雑音が入るのも懐かしい思い出です。 でも、なんとも言えないアナログのあの音と声、包み込むような響き。ステレオがないからもう聴けないけど、味があったなあ。 南ノさんの音のエッセイでいろいろ記憶が蘇ってウキウキしています。続きを楽しみにしています!