朧な夢が波及する。(夢と現実の関連性について物語を描いてみた) 石垣島

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  誰でも知っているけれど、その正しい意図は誰も知らない。正解はきっと無い。

何もかもがリアル。晴れ渡った空の色も、しとしとと陰気な雨が降る、その匂いも音も。
飛び散る血の匂い、ずるりと動く蛇、墓石の上でこちらを見詰める猫、空を覆う程の鴉の群れ、風に煽られ恐ろしい程に揺れる木々、自分に話し掛ける見た事も無い人。奇妙なメッセージ。どこまでも追い掛けて来る化け物。

そこで私達は実際に体験する。
恐怖や嫉妬やエクスタシーや悲しさや困惑や嬉しさ、愛しい気持ち。そんなありとあらゆる感情を。
有り得ない世界の中で。
そして目覚めた時には朧な記憶となり、忘却の彼方に消えて行く。

けれど、幾つかのシーンは劣化しないで残っている。
うんと小さな子供の頃の夢であっても。
それに意味など有るのだろうか?
意味なんかないよなあ・・。でも、覚えているんだよな。どうしてだろう。
それは多分、行為とか出来事とかでは無くてその夢の持つ雰囲気なのだと思う。
そのイメージが、ある意味自分の本質を言い当てている様にも感じる。
ああ嫌だと思う。


そしてそれは波及する。
じわりと沁み込むように。


困難な事を作者が解き明かそうという訳では無く、それが現実に波及する、そのささやかな物語を描こうかと思っています。

*不定期更新です。
*写真は石垣島です。
いい天気ですね~。こんな所でなーんも考えないで水に浸かっていたい。
*「小説家になろう」さんにもアップさせて頂きました。




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ヒトというイキモノ

共感と警戒を与えながらの不倫STORYかと思っていたら、なんだか最後は、ヒトの哀しさを感じてしまいました。誰もが、心の傷を抱えながら後悔を隠しながら、生きてるに違いない。ヒトとヒトの想いほどすっきり伝わり合うことは難しい。 まあ、でも、とにかく、皆々様!お気をつけくだされ〜

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