樹木医のお弟子さん

[ファンタジー]

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弱った木には「白いもの」が集まる。
小学六年生女子の樹里はクラスメイトの総士が、大人と言い争っているところに出くわしたうえ、倒木に巻き込まれることで白いものを見てしまう。
「白いもの」は「白く悪いもの」に変わることがある。そして、白いものが散る様は美しいことを知った樹里は、口下手な総士が「樹木医」として、弱った木と白いものを診ることができるように、樹里は特技の口の上手さを披露することにした。
中学受験をする者としない者が交じる小学六年生の秋、超常のものと樹木医と、将来を少女は考えることにした。

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