桐一葉

作者 桐乃桐子

[日記・個人ブログ]

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梧桐一葉落天下盡知秋

(アオギリの一葉が落ちて天下の秋を知らせる。)

ファンレター

30話

桐乃さんの「上司」に対する分析が的確すぎて、「ううむ、すごい……」と始終唸りっぱなしでした。
身近にいる人、いた人を書くのって題材になるけど、「隙あらば」といった風に私情が入り込みたがるので、ちょっと難しく感じるときが私にはあります。
エッセイ的なものを読むときは私、注意するんですよ、作者の主観を膨らませた感情的な話に感じたときは、別の視点から見たら実際どうなの?とかどうしても考えます。(そういうものが読みたいというニーズもあるとは思いますが)
桐乃さんの場合、まず事実が述べられて、それを俯瞰で客観的に見て、そのとき自分はどう感じたかを簡潔に綴られて、それが声高でないので「もっと聞きたい」となるんですよね。
作中の「上司」は私も苦手なタイプです。頑張ってはいるけど、「さすが!」「あなたがいないとダメだ」と言ってもらいたくてたまらないのでしょうね(笑)そして顛末がとてもシビアでした。こういうことが起こるから人間関係は興味深いですね。
桐乃さんは職場で「和して同ぜず」といった君子のスタンスに思えます。今回も共感しながら面白く読みました。

返信(1)

佐久田さ~ん、ありがとうございます(。>д<)
そういっていただけてホッとしました。
ただの批判や攻撃的な物言いになっていたらどうしよう、とすこし不安でしたので。自分の文章を客観的にみるのは難しいです(>_<)
彼はいちおう平成生まれだったと思うのですが、典型的な昭和の上司、というかんじでした。飲み会で親睦を深めるのが大好きなタイプ。話はおもしろいのですが、酔うとちょっとめんどくさいので、酔っぱらいがキライなわたしはそこだけはほんとに苦手でした(^^;)
そうそう、佐久田さんのおっしゃるとおりで、誉められたりおだてられるのが大好きな、挫折を知らないお坊ちゃんというかんじで。世渡り上手で、たぶん他人から叱られた経験もなく、そういった方面に耐性がないので、一発で心が折れてしまったようです。
彼らは、以前すこしお話ししたかと思いますが、引き継ぎなしで急に辞めて、そのあとの仕事をぜんぶわたしが引き受ける羽目になった、例の人物たちです(笑)
辞めるに至った経緯も、かわいがられていた上司にとつぜんはしごを外されたかたちで失意のドン底に落とされ、都落ちしたようなものなので、気の毒ではあるのですが。まあ、それまでに好き放題やっていたので、周囲の反応はわりと冷ややかというか冷静でした。
彼女のほうが、周囲に気を遣っていろいろ奔走していて、わたしのなかでの彼女の評価は爆上がりでした。彼のほうはそそくさと逃げるようにフェードアウトしていきましたが(>_<")
いざというときにそのひとの本性があらわれる、というのはほんとうにそのとおりだなと思います。

わたしも佐久田さんのフラットな視点のエッセイ、大好きです(*´∇`*)
連載中のチャットノベルも毎回楽しみですし、いまはお休み中の『【雑談】電波観測所』もいろいろなテーマの事象が観測されていて、とても刺激を受けます!
いつもあたたかいおことばをありがとうございます(*^^*)