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心に沁み込む人生の箴言
第120話まできました!
バンドの話、本屋さんでのアルバイトの話、るるせさんの人生に束の間関わり、そして擦れ違っていく男性、女性たち……。
興趣尽きないエピソードの数々と、其処此処に差し挟まれる「人生の箴言」とも言うべき言葉が味わい深いです。
今回読んだ中で特に私の心に沁みたのは……「ほとんどの人間は、天才ではない、というのがわかると思う。それはとても大切なプロセスだ。」でした。
120話まできて、結末までの距離がはっきりしてきました。読者である私の中で達成感とも寂しさともつかぬ感情が混ざり合っています。引き続き、心して読みたいです。
返信(1)
南ノさん、120話までお読みいただき、ありがとうございます!! 『密室灯籠』を書いて、思うことがあって、「小説は生き物である」ということなのです。よく聞く言葉だとは思うのですが、それを実感しているのです。今期のアニメで大人気の『ぼっち・ざ・ろっく』という漫画作品があるのですが、第一話を観たら、僕がバンドでライブを行ったことのあるライブハウス『下北沢シェルター』で、主人公がライブを行うのですよ。ハコ(ライブハウス、という意味の俗語です)の、地下に降りていくシーンを観たときにもびっくりしたのですが、ハコのなかも同じで、控え室も確かアニメと同じ感じだったのでびっくりです(シェルターの話はややこしいので『密室灯籠』では名前だけ出して、シーン的にはカットしたと思います)。また、今後出てくることを書いてしまうようになってしまうのですが、大学の聴講をしたのですが、そのときの先生が、数日前、刺されました。『密室灯籠』ではちょろっとしか書いていないのですが、大学の庭から駐車場まで先生と二人で歩きながら(軽口をたたき合いつつ)、会話をしていたのを覚えていて、未だに鮮明に思い出せるのですが、先日、その先生が刺された(正確には首のところを刃物で切られた)のは、その庭だ、という報道がされています。僕の思い出の場所で事件が起こったことになります。
出来上がった作品が、落ちたり逆に再評価されたりなど、とにかく書いたものは基本的には残るし、残すために作家は書いていると思うのですが、今挙げたふたつの話からわかる通り、時代によって書いた作品の意味合いが変わっていってしまうのですね。まさに、「小説は生き物」だと、僕は『密室灯籠』を書いて思い知ったのでした。
引き続きお読みいただけると、幸いです。この『密室灯籠』という作品にとって、幸いである、という意味です。それでは、また。
出来上がった作品が、落ちたり逆に再評価されたりなど、とにかく書いたものは基本的には残るし、残すために作家は書いていると思うのですが、今挙げたふたつの話からわかる通り、時代によって書いた作品の意味合いが変わっていってしまうのですね。まさに、「小説は生き物」だと、僕は『密室灯籠』を書いて思い知ったのでした。
引き続きお読みいただけると、幸いです。この『密室灯籠』という作品にとって、幸いである、という意味です。それでは、また。