オペラを見て死ね!

[創作論・評論]

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67件のファンレター

何となく敷居の高い、オペラの世界。だけど分かるようになってくると、断然面白いのです!
というわけでチャットノベルで「物語」を、引用した動画で「歌や音楽」をお伝えする試みに挑戦します。芸術だからとかしこまらず、ツッコミ満載で楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
まずは親しみやすく、上演頻度の高い演目から。あくまで一ファンの立場からのご紹介で、内容は初心者向けです。よろしくお願いします。

表紙写真:パリ・オペラ座(ガルニエ宮)

ファンレター

第24話 CMや披露宴の時のあの曲ってこれだったのね!

 今回は椿姫の多分一番メジャーな部分でしょうか。CMや披露宴で良く聞いたので私も曲は知っていたのですが、つばめさんに教えていただくまで、まさか悲劇と聞いていた椿姫の曲だとは思いませんでした。この動画を見て「あーれーかー!」と思われる方も多いのではないでしょうか。(この曲を聴くと飲みたくなって、酒を取りに走る人もいるはず……私みたいに)これぞ、エッセイと動画の融合の新しい魅力だなと思います。
 つばめさんのオペラエッセイで特に凄いと思うのは、会話の間に挟まれる短文です。
『アルフレードは、ヴィオレッタが自分にとって女神に等しいと言っているのです。本人は遠回しのつもりでも、ヴィオレッタは苦笑もの。』とか、『他の人々を置き去りにしないよう配慮しつつ、盛り上がった雰囲気に呼応するのです。』
 会話の注釈だけ、なら他の本でもあるかと思いますが、このキャラとか場の雰囲気の妙をこの短文がしっかり心情も含めて伝えてくれるので、オペラが急に臨場感をもって身近に感じられるのです。情熱的な歴史物を書かれるつばめさんならでは! と感じています。
 続きも楽しみにしています!

返信(1)

不二原さん、いつもありがとうございます!
そう、今回は椿姫の一番メジャーな歌ですね。「乾杯の歌」は本当にあちこちで使われていて、曲だけ知っている人も多いのではと思います。オペラの曲って結構それがあって、クラシック音楽が好きな人でもオペラを始めて見た時に「え、この場面の、こんな曲だったんだ!」と驚くんですよね。その発見がまた楽しいです。
会話に挟まれる描写の部分なんですが、オペラの台本ってそもそもすごく薄いらしくて(つまり、細かいことはあまり書かれていない)、その時の演出によって微妙に変わるものらしいです。原作小説にもう一度当たれば完璧なんでしょうけど、すみません、DVDに頼っています。なので私の注釈はご参考程度にお読みくださいね(笑)。
またちょっとずつ物語を進めていきます。引き続きよろしくお願いします。