みちくさ

[学園・青春]

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3件のファンレター

部室でだらだらするためにつくったみちくさ部は、廃部の危機にある。僕らは如何に打開策を打てばいいのか……。たまにはゆるいドタバタBL短編をどうぞ! 『第8回にごたん』参加作品。

ファンレター

みちくさ部

なんだかうまく言えないですが、とても好きです。
みちくさ部があればいいなと思いました。
ありがとうございます。

返信(3)

昔、某所で、お題を四つ出されて、お題が出された直後からその四つのキーワードを三つか四つ使って(つまり三題噺です)二時間半の間に5000文字以内で短編を執筆、推敲して忍者ブログってところに投稿して競う、っていう企画があって、これはその企画で書いたものです。僕の人生はいつも「また何も知らない」で現場に放り込まれる、というのがひたすら繰り返される人生なので、この作品はその人生に則して、エチュードとして自分の筆圧だけで押しきった作品です。たぶん、「なんだかうまく言えない」のは、この『みちくさ』自体が「なんだか自分でもうまく言えない」まま書かれた作品だからだと思います。でも、エンタメ性は(時間内にですが)考えて書いたので、「とても好き」というのが嬉しいです!! 書いて、原稿を残しておいて良かった!! しおむすびさん、こちらこそ、ありがとうございます!!!!
乱暴なファンレターにやさしい返信をありがとうございます。
強く心が動いたり、刺さったり、染みたりするとその感動をお伝えしたい衝動で、乱暴なお手紙を送ってしまう癖があります。あとでやっぱり失礼だったんじゃないか、ちゃんとした感想を送らなければと思い、もう一度作品を読み返すのですが、やっぱり最初にお伝えしたかった言葉が一番しっくりくるのです……。

お題があって字数制限があって、そして二時間半で書かれた作品なのですか……。すごい……。

私にとっては「青春」をこんなに端的に表された作品はないな……という物語です。ほのかな心地よい余韻を残す青春映画を観たような、まだ続きが読みたいような、それを望むのは野暮なような、きっとどこかでみちくさ部は今日もうだうだしているんだろうなぁと想像してしまうような、切ないような温かいような大切な感覚です。

ラストの宮古島くんのセリフは名言ですね。
「やまもオチも意味もない、だらだらーんとした態度をもってして」どれだけの時間を過ごせたか、それが青春の醍醐味であって贅沢なのだなぁ〜と思いました。
リア充であろうとなかろうと、それこそが青春だー!

素敵な作品をありがとうございました。
お褒めいただき、そのうえ丁寧な返信までいただけて感謝です。今、この作品が書けるかと言ったらそれは難しいのですが、そこも含めて、青春グラフィティだったのではないか、と自分で読み返して、思いました。この作品を書くことになった企画に、僕はわくわくしながら執筆していたので、そのわくわくを感じ取っていただけたのかな、と。嬉しいです。しおむすびさんが言うように、〈青春の、贅沢な時間〉を過ごした彼ら。これぞ青春!! ですよね。いただいた言葉を大切にして、これからも執筆をしていきます!!