三奈乃の読書日記

[創作論・評論]

236

31,808

53件のファンレター

わたし――南ノ三奈乃が読んで面白かったと思う本を紹介していきたいと思います。
純文学多めになるかな? ……と思っていたのですが、エンタメもマンガも……もうなんでもありになってきました!
※表紙イラスト/ノーコピーライトガール

ファンレター

風をあつめて

わたしが普段よく利用している電子書籍サイトで台湾の漫画の特集が組まれたことがあって、そのときにこの作品が紹介されていました。確か去年だったので、5月の発売記念だったのかもしれません。そのときは購入するまでには至らなかったのですが、あ、台湾の漫画なんだ、と今でも印象に残っています。
その作品を南ノさんがご紹介くださるなんて!(*´∇`*)

南ノさんが書かれているように、半世紀前の日本の曲を(しかもカバーではなくオリジナル曲を)、台湾に住む当時高校生の少女が偶然耳にして、そのときの感動から生まれた作品が、やがて思いがけない未来へと繋がっていく……なんだかひとつの奇跡のような物語ですよね。
帯に書かれた松本隆さんの言葉もとっても「素敵」で。
南ノさんがリンクを貼ってくださったYouTubeも観ましたが、ほんと、作者の高妍さん、主人公の綠さんそのままの雰囲気をお持ちで。(しかもお肌がめっちゃつるつるでうらやましいです~)
インタビューは中国語なので残念ながらわかりませんでしたが、高妍さんの漫画のシーンがたくさん紹介されていて、俄然読みたくなりました!

南ノさんが文章で表現されているこの漫画の場面も実際に手に取って読んでみたいです。日常系の物語は大好物ですし、異国の生活文化には興味津々なので。この作品は電子版より紙の本でじっくり読みたい気分です。
いつもすてきな作品をご紹介くださってありがとうございます!(*´ω`*)

返信(1)

桐乃さん、お読みいただきありがとうございます!
しかもYouTubeの方も御覧下さって……(ペコリ)
ホント、高妍さん、お肌つるつるでしたよね!私も感じました(笑)
高妍さん、御年26ですからね~お若い!そうした若い方が半世紀も前の曲「風をあつめて」を自作のモチーフにしたというところが、また面白いところですよね(*^^*)

台湾の作品をご紹介させていただく時に、残念に思うのは、日本語版がないものが多いことで……^^;
これって、「ゆうせか」の岡﨑さんが、素晴らしい文具を紹介した後、ブッコローに「有隣堂書店で売っているんですか?」と訊かれ、「いえ、これは売ってません」と答えるのと同じじゃないですか!(笑)

でも、今回はちゃんと日本語版があるので、よかったです~♪♪(*^^*)

すごく繊細なタッチで、私はこの作品とても好きです。ちょっと内気で、先生たちからも真面目だと思われている女の子が、ふっと授業をさぼってしまうって……思わずドキドキしてしまいますし、綠さんが友達に見せる、ちょっと気弱な感じの笑顔にも、なんだか他人じゃないものを感じてしまいます……(笑)

仰る通り、この作品は紙でじっくり読むのが適していると思います。実は私は、紀伊國屋書店台北支店でKADOKAWAから出ている日本語版も手に取ってみたんですが、台湾版とは紙質がちょっと違うようでした。(日本語版の方が軽いんです)でも、どちらもすごくきれいな本です(*^^*)

「素敵」なお言葉の数々、本当にありがとうございます!