チルーの拳 琉球美少女拳士の闘いと恋の物語

作者 冨井春義

[歴史]

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19世紀の琉球王国(現在の沖縄県)に実在した、類まれなる美少女でありながら最強・無敵の唐手(トーデ=現在の空手)の使い手であった、”与那嶺の武士”こと与那嶺チルーの物語。 裕福な商家に生まれたチルーは、美しい容姿の少女であったが幼少のころより手組(沖縄相撲の原型)を好み、力比べでは男子でも敵うもの無しの剛腕の持ち主。 そんなチルーの父親の悩みは、このお転婆娘を嫁に貰ってくれる男が居るだろうか・・ということ。 ある日、妹のカミーとふたりで川に涼みに出かけたときに乱暴者に危うく凌辱されそうになったことがきっかけで、トーデの使い手に弟子入りを志願する。美少女拳士・チルーの闘いと恋の物語。

※この作品は史実にヒントを得たフィクションです。時代考証、特に沖縄空手史に関する考証は作者の個人研究に基づくものであり、異説・諸説あると思われますが、物語の進行のため断定的に書き進めておりますのでご了承ねがいます。

ファンレター

ウェークに思う

富井さん、こんにちは。
29話まで読みました。戦いの様子以外にも心情面の動きがあって、面白いです。
そして、27話のウェークですが、「ベストキッド」のワックスを思い出して懐かしくなりました。
日常の動作が活きる、というのはとても大事なことだと思います。
引き続き読ませていただきます。有り難うございました!

返信(1)

村山さん、こんにちは。引き続きご感想いただきありがとうございます。
もともと武器として制作された道具を使う武術と、日常の生活道具を武器化する武術の違いを明確に区別した文献はあまりないようで、本作の見解はわりと新説かもしれないと思っています。ベストキッドは私も大好きです。