五月に売れ

作者 mika

[経済・金融]

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8件のファンレター

最近の暗号通貨をめぐる人間ドラマ、時事的な話題をご紹介する金融コラムです。
『柴犬は月で笑う』の続編となりますが、前作を未読でもそのままお読みいただけます。
※投資を推奨するものではありません。
※投資を推奨するものではありません。


表紙はAdobe StockからVectorMineさまの作品を使用させていただきました。

ファンレター

第2話、第3話拝読

mikaさんのこの連載、他のエッセイとはどこかが違うと前から感じていたのですが、第3話まで拝読して、「そうか、これはコラムなんだ!」と思いました。
池澤夏樹さんが朝日新聞に連載したコラム「終わりと始まり」を本にまとめるに当たり、「あとがき」でエッセイとコラムの違いに触れ、エッセイは「自分の心に近いテーマを取り上げて、それをもとにどんな思索が展開できるか試してみる」ものであり、一方のコラムは「コラムの基本はジャーナリズムである。その時々に社会で起こっていることを俎上に上げて論じる」と述べていて、なるほどと思ったんです。mikaさんのこの連載はNOVELDAYSでは珍しいコラムなんですよね。
暗号通貨によるウクライナへの寄付についての第2話「戦争のクラウドファンディング」、暗号通貨の産みの親を紹介する第3話「ヴィタリック・ブテリン」。どちらも短い文章の中に、今の社会で起こっていることが暗号通貨という切口から巧みに論じられていて、ジャーナリスティックな雰囲気があります。
連載の続き、とっても楽しみですが、でもmikaさん、本当にお身体にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。
ファンレターは私が勝手にお送りしているものですから、ご返事などどうかご無理なさいませんように…^^

返信(3)

南ノさん、お忙しいところ、2話、3話をお読みいただき、どうもありがとうございます。
教えてくださった、池澤夏樹さんのエッセイとコラムの違い、とても勉強になりました。昨年、エッセイ賞応募作品でNOVELDAYSが賑わっていた折、応募作をお読みして、自分が書いたドージコインを題材としたエッセイは明らかに浮いているな、と感じていました。でも何が違うのかと言うと、よく分からなかったのです。
それが、「コラムの基本はジャーナリズムである。その時々に社会で起こっていることを俎上に上げて論じる」という定義を知って、目からウロコでした! 池澤さんの定義に従うと、『徒然草』がエッセイのお手本なのだな、と思います。作品紹介文で、今まで金融エッセイと書いていましたが、今度から金融コラム、と変えようかなと思っています^^

南ノさん、わたしの体調快復を覚えてお祈りいただき、どうもありがとうございます。今回入院に至ったのは、二つの病気が重なっていて、そのうち生死にかかわる方は、入院中の処置で治癒しました。先生方の判断が迅速で適切だったため、おそれていた重篤な障がいも残らなかったのは、幸いでした。
残るもう一つの病気の方は、まだ原因不明なので(血液検査の結果から、先生が疑っている病名はあるのですが)、薬で管理しつつ、今までできなかった精密検査をして診断を確定し、本格的な治療をとおっしゃっていました。
今回の病気が分かった昨年末以降、1月~2月にいろいろと検査をして、入院の直接の原因となった病気のほかに、さらにもう一つの隠れた病気が見つかりました。一昨日、退院後のはじめての診察で、この三つ目の病気について詳しい説明を受け、ずーんと落ち込みました。遺伝性の疾患で根本的治療法はなく、完治はしないそうです。ただ、現代の医療では進行を遅らせることができるらしく、今後は一生、保存的治療をしていくことになります。母も叔母も同じ病気で、かなり進行してから見つかったので、わたしは早期発見できたと言えます。
将来のことを考えるとどうしても落ち込むのですが、つい先日まで数日~数週間の命だったことを思えば、10年~20年先のことを思い悩む時間の猶予ができたのだから、とても幸せなことですね。今、こうして生きていることをもっと神さまに感謝しなくちゃね、と夫にも言われました。
入院中から退院後まで、夫や両親、牧師に心慰められ、支えられました。急に休んで迷惑をかけたのに、仕事でもフォローしてもらい、ロシア語仲間や音楽仲間も気遣ってくれました。NOVELDAYS上でも、南ノさんをはじめ、皆さんにご心配いただき、とても励まされています。多くのかたがたに支えられていることに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
南ノさんが前に書いておられた、腰痛や睡眠不足のこと、わたしは心配していますよ。南ノさんも、どうかおからだを大切にしてくださいね^^
mikaさん、あまりの内容に言葉を失ってしまいました。昨年末からそんなにお辛い状況だったとは……。それなのにmikaさんはそれをおくびにも出さず、旺盛な執筆活動をなさり(しかも、あれだけ細かく資料にあたられる作品を続けざまにお書きになって…)、更にファンレターへのお心の籠ったご返信、また拙作への温かい励ましのレターや、私の腰痛やコロナワクチンの副反応などに対するアドバイスまで書いて下さって…。mikaさんがして下さったあれこれを思うと涙が出て止まらなくなってしまいました…。
知らなかったこととは言え、ファンレターなどを頻繁にお出ししていたことが、mikaさんのご負担になっていたのではないかと胸が痛みます。本当に申し訳ありませんでした。

mikaさんにはお会いしたことはおろか、ご本名さえ存じませんけれど、mikaさんの文章を読ませていただいていると、本当にお人柄がよくわかります。文は人なり、という言葉は正にmikaさんのためにある言葉のような気がします。
mikaさんのような方がいらっしゃるということに、決して大げさではなく、この世界は捨てたもんじゃないと私は思うのです。
mikaさんの作品を読ませていただくと、ついファンレターを差し上げたくなってしまうのですが、今後は私からのレターなどに対するご返信にお心を費やされることなく、お疲れの時はどうかスルーなさって下さいませ。mikaさんの御健康のために心の底から祈ります。どうか原因不明のご病気に有効な治療方法が見つかり、遺伝的なご病気の方は早期発見によって進行が遅くなりますように。実は私の家も父方に遺伝性の疾患があり、自分でいくら気をつけていてもどうしようもない理不尽な恐怖については想像することができます。

mikaさんがたくさんの温かい人たちに囲まれているのは、mikaさんのご人徳の賜物だと存じます。このNOVELDAYSでも、私も含め、mikaさんから温かい愛をいただいた人はたくさんいると思います。でも、どうかくれぐれもご無理なさいませんように…。すっかり動顛してしまって、私の文章もめちゃくちゃで大変読みにくいことと思いますが、どうぞお許し下さいませ。もし何か言葉が足りなかったり、失礼なところがありましたら平にご容赦願います…。
南ノさん、びっくりさせてしまいましたね。心をこめてお祈りしてくださり、本当にどうもありがとうございます。南ノさんのやさしさに胸がいっぱいです。
南ノさんからのレターは、いつもうれしく拝読していますので、謝ることは何もありませんよ^^
今回の病気のこと、本当は明かすつもりはなかったのです。でも入院中、村山さんからレターをいただいたので、ずっとお返事せずにいるのが心苦しく、活動報告に書いたのでした。

今後のことで不安になったり、落ち込んだりすることもありますが、「明日のことまで思い悩むな」(マタイ6:34)とイエスも言っておられます。
南ノさんもご家族に遺伝性の疾患があるとのこと。自覚症状のないうちに発見することが大事ですので、日々お忙しいとは思いますが、どうか定期的に検査してくださいね。人体には沈黙の臓器が多すぎる、と実感しています。
南ノさんが書かれる文章を読むのは、わたしの大切な楽しみのひとつです^^ またアトリエをお邪魔しますね!