暗礁上の詠唱・真砂タウンガイド

[SF]

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地方都市、黒松県黒松市常世町。
大企業真砂グループの本社と先端半導体部門が移転し、自然あふれる最先端テクノロジータウンに生まれ変わった、通称真砂タウン。
夏休みに転入してきた少女を巡る、ガールミーツガール、ガールミーツボーイ。
一癖も二癖もある真砂会長の孫たちや、バーチャルアイドル仕立てのチャットボット「ナラティブ・リーディング・メロディ」との、夏休みイベントダイアリー。

ファンレター

濃密な時間

更新通知が届くたびにいそいそと拝見してきました。
39話までどっぷり物語の世界に浸っていたので、カーテンコールのあとで、あ、そうだった、このお話は作中作だったんだ、と思い出しました(^^;)
『シンデレラの匙加減』いいところで終わっている……!
『量産型セクサロイド・ラズベリー』の世界観もすごく気になります。
物語のなかに、さらにべつの物語が入れ子のように納められていて、こういった構造のお話、とても好きです(*^^*)
ここで完結だとは思っていなかったのでちょっとびっくりしました。もっと読んでいたい……。
柔らかい命令口調で甘えん坊の宮さま、いい……!(キュン)

つらい経験を抱えて暗礁に乗り上げていた少女たちが、お互いの存在や、チャットボットのメロディさんとの対話をきっかけに、ふたたび前に進み出すことができてほんとうによかったです。
もしかしたら以前にも似たようなコメントをしたかもしれませんが(すみません)、佐久田さんは、重くなりがちなテーマを読み手に重く感じさせず、それでいてまっすぐに心に響くように展開される手腕がすごくて、いつも惚れ惚れしてしまいます。
今回も最後まで堪能いたしました。濃密な時間をありがとうございます(*´ω`*)

お仕事でご多忙な日々を送られているごようす、どうぞお身体を第一に、ご無理のないようお過ごしください。返信はお気遣いなく。読んでいただけるだけでうれしいので。

返信(1)

桐乃さん、ありがとうございます(^^)桐乃さんこそお仕事お忙しい中なのに、温かできめ細かなコメントを寄せていただき感無量です!

この作品、夏休みのお話しです。せっかくキャラ設定と舞台設定をしたので、またこのメンバーで冬休みやイベントを思いついたら続編を作ろうかな、と薄ボンヤリ思っていて本編のラストがフワッとしてしまいました。
しかし、今のところまったく何も降りてこず、続々と降りてきたのが番外編と作中作『シンデレラの匙加減』と作中作の作中作『量産型セクサロイド・ラズベリー』だったという……^^;

本編を作りながら自分なりにいろいろ本を読みました。
海上は一見「凪」に見えるけど、深刻なトラウマが暗礁を作っていて、そこに乗り上げている。そこからの回復がテーマでした。

「重くなりがちなテーマを~」のくだりは大感激です!!
私自身、説教くさいのや思想強めのものにアレルギー反応があるので(笑)
そして激しい喜怒哀楽やカタルシスを描くのは能力の範疇外と思っていて、どうしても淡々とした描写になってしまいがちなのですが、それでも「まっすぐに心に響くように展開される」と言っていただけて胸をなで下ろしました。この言葉宝物だ。

「もっと読んでいたい」という言葉もすごいプレゼントです。噛みしめています。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!(*^-^*)