柴犬は月で笑う

作者 mika

[経済・金融]

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5件のファンレター

コロナショックで激変した世界。大恐慌以来のグレート・ロックダウンと呼ばれる中で、2021年5月に入ってなぜか空前のバブル状態です。過去の経済危機と現在はどう違うのか? 暗号通貨ドージコイン暴騰をめぐる狂騒、若者たちが投資ファンドに立ち向かったゲームストップ騒動などを考えながら、コロナショックの時代と向き合います。

※途中から課金になって「1分で100万円儲かる」「1万円を1億円にする」などと誘う怪しい情報商材ではありません。最後まで無料でお読みいただけます。ご安心ください。

表紙はAdobe StockからDenis Yevtekhovさまの作品を使用させていただきました。

ファンレター

私にとっては未知の世界!興味深く読みました(*^^*)

mikaさんの想像力、発想の豊かさにびっくりです。仮想通貨やコロナ禍における経済の動向、社会情勢等を上手く物語に採り入れて最後まで飽きる事なく興味深く読む事ができました。私にとっては全く縁のないコインですが(笑)世の中の役にたっている事が分かっただけでも嬉しい気持ちになります(*^-^*)
これからの作品も楽しみにしています( v^-゜)♪

返信(1)

ハナハナさんにとって、「全く縁のない」「未知の世界」であるにもかかわらず、最後まで飽きずに読んでくださり、本当にありがとうございます!
保護犬だった「かぼすちゃん」が、なぜか海外の掲示板で人気者になり、通貨の顔になって、月探査プロジェクトのシンボルにまでなるとは、誰も予想できないですよね。文字通り、事実は小説より奇なりだなと思います。
このところの急騰でドージコインがにわかに注目されて、「ドージコインはイーロン・マスクの冗談から生まれた」と明らかに間違った紹介をするニュース記事を見るようになったんです。もっと皆に「かぼすちゃん」のことを知ってほしいと思い、今回の時事エッセイを書きました。
「世の中の役にたっている事が分かった」とハナハナさんに言ってもらえて、本作を書いて良かったとすごく思いました! コインチェック事件もあって、日本では残念ながら、暗号通貨に「怪しい」「盗まれてしまう」「信用できない」といった悪いイメージがついています。これは逆に日本人が法定通貨「円」や銀行や政府を信用していることを意味しています。政府が財政破綻してお金の価値がごみくずになったり、銀行が破綻して預金者の残高がいきなり消失したりしないと信じているわけです。そんな金融リスク、預金リスクが日常で起こりうる国や地域に住んでいる人々にとっては、暗号通貨は一般的な法廷通貨や銀行よりも「信用できる」通貨なんです。
「盗まれてしまう」「信用できない」といった批判は、暗号通貨自体にではなくて、実際に盗難被害を発生させた取引所に対して向けるべきです。さらに、「怪しい」「マネーロンダリング」といった悪いイメージは、そのような利用をしている犯罪者に対して言ってほしいですね。