海の民の乙女 ─王妃になりそこなった少女─

作者 時野みゆ

[歴史]

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 水軍の長の娘・梨華は十八歳。寄港地で、からまれていたところを助けた青年に一目惚れされ、求婚される。彼の名はリシャール、実はこの国の王子さま。
 海の民である梨華はあっさり断ってしまうが、それでもめげずにせっせと通ってくるリシャール。しかし、彼の身に王位継承をめぐる陰謀が!
 梨華は彼と共に真相解明に乗り出すが……。

 海の民シリーズ第3弾。「海の民の子供たち」から10年。強く美しい乙女に成長した梨華の活躍を見てあげてください♪
 シリーズものですが、こちらから先にお読みになられても大丈夫です。

 表紙イラストは月島成生(つきしまなるき)さんが描いてくださいました。現在、古代中国を舞台にした悲恋物語「冥合奇譚 ~月龍の章~」掲載中です。

 表紙以外のイラストはフリー素材からお借りしています。著作権の問題等があった場合、すみやかに削除させていただきます。

ファンレター

王妃さま……><

「よほどの理由がない限り」とは言っていたし、なにかしら画策をしてるんだろうなぁとは思ってたけど、まさか殺人までしてしまうなんて……アレン王子の排斥を狙ってたという計画があった、くらいな感じかなと思ってたのがよりハードな展開で……><
でも、リシャールくんの無実が証明されたら、王妃さまの方が窮地に陥ってしまうのでは? と思うと、ちょっと悲しいです。我が子のためにっていうのもあるし、前王妃さまと比べられての苦労を経験したからこそのことだろうから、根っからの悪い人には思えないのです。でも、だからって無実のリシャール王子が罪に問われるのはもっとイヤーー!

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