ファンレター
一行目で惹きずり込まれる圧巻の世界観とオリジナリティ
これほどまで巧みな話術……いや、”文術”というべきでしょうか。
骨太小説の定義を”読み応え”と考える自分にとって、本作は間違いなく骨太小説です。
それもただ太いだけではなくて、重くて硬くて、何より芯から味わい深い……。
冒頭からの擬音を織り交ぜた情景描写は見事の一言!
そこから続く、気持ちのいいテンポ感。
台詞で繋ぐのではなく、状況描写で魅せる妙。
そして、ニクいのが台詞も地の分も粗削り風の言葉遣い。
少年ジャンプ80年代黄金期の面白さを彷彿とさせます。
「キン肉マン」「北斗の拳」「シティーハンター」
これらの作品を夢中で読んだ人には本作はたまりません。
これぞ、ずっと読みたかった日本人好みのハードボイルド!
唯一、疑問点を挙げるなら表題の『外伝』の2文字。
『この作品には本伝が存在するの!?』と心躍りました。
でも、ずっと探していますがまだ見つかりません。
外伝の続きも勿論楽しみですが……
本伝をご存知の方がいたら、ぜひとも掲載先を教えてください!
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