意地悪で優しい贈り物

作者 宮島荘永

[ミステリー]

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1件のファンレター

双子の姉弟である碧と暦は小学六年生。クリスマスイブに両親に呼ばれてリビングに行ってみると、クリスマスプレゼントと思しき紙袋が二つ。前もって言っていたリクエスト通りの物を用意してくれたらしいけれども、パズル好きの父が難問を課してきた。外見では区別の付かない状態で紙袋を選び、しかも受け取った物は手放したり貸したりすることなく、自分自身で使うように、と。さあ、碧と暦はどうすればほしいプレゼントを確実に手にできるでしょう?

ファンレター

一休さんも舌を巻く

宮島さん、本年もよろしくお願いいたします。
こちらの作品の趣向にまずは驚き、感心しました。一休さんも顔負けですね。
このテーマでこういう話を持ってこれる力量は、流石という他ありません。
しかもこのラストはなんですか!
今回も学びの多い作品を有り難うございました。

返信(1)

 こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
 拙作を読んでくださり、コメントまでくださり、ありがとうございます。
 クリスマスシーズンに間に合わせるつもりが、何だかんだと延びて、年明けになってしまいました。
 今回の課題は特に難しく感じられて、書き上げたあとも「照れ笑いよりも微笑ましさがまさっているかな? でもまあ作者自身は照れ笑いしているから」と半ば開き直ったところがありました。
 テーマに沿っているか否かはともかくとして、楽しんでいただけたようで何よりです。正直、嬉しい。(^^)