三秒前

作者 桐乃桐子

[恋愛・ラブコメ]

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7件のファンレター

どこまでいってもお互い敬語が抜けないベタ甘カップルのお話。

※『裏・三週間後』以降、性的描写を含みます。苦手なかたはご注意ください。

ファンレター

『プレゼントにはリボンをかけて』『雪の華』『甘いのがお好き』

若月くんが自分のことを、周囲を冷静に見ていて「決してやさしい人間ではない」とモノローグする部分。でもそれは、今まで親戚の家を転々としてきた過去が培ったもので。そんな生きるための防御力を強化するしかなかった若月くんが、桃ちゃんの前では鎧を脱げるんですよね。というか、無防備になりすぎてオロオロしてしまう。これが恋愛の醍醐味!桃ちゃん、本当に心が清らかで謙虚だから……。

『プレゼントにはリボンをかけて』堪能させていただきました。クリスマス前の若月くんのセリフも切なかった。
「欲しいものを口にしてしまうと、それが二度と叶わないような気がして」に桐乃さんが見え隠れしてしまい。そういうときに「コートの袖を掴む」、桃ちゃん大正解だよ!お互いが愛おしすぎて「ふいに泣きそうになる」……最高。
プレゼントの中身はネタバレになっちゃうから言えないけど、ごちそうさまでした。(フウ…)
……今更ネタバレとか言ってますけど、今まで散々ネタバレに抵触していたような気がするんですよね……この場を借りてお詫びします、すみません(>_<)

次の『雪の華』、智兄視点でほっこり。種明かしがとても楽しい回でした。

そして『甘いのがお好き』キターーー、お互いの表情、言葉を読み違って誤解してしまう、これは私の大好物。
やっぱり若月くんの「ぼくはもう二度と、大事なひとを失いたくない」が胸に迫ります。でも桃ちゃんも頑張るようになりましたね!(←意味不明の上から目線)若月くんに応えようと、一生懸命な健気さが可愛すぎる~。

描写がきめ細かなので、女の目になったり男の目になったり、保護者(小沢さんや智兄)の目にもなったり情緒がヤバかったです。
いろんな楽しみ方ができますね。そして登場人物が、キャラは違えどいい人ばかりで癒やされます。
次はいよいよ若月くん視点ですか?(ワクワク) 更新楽しみにしています!(*^-^*)

返信(1)

佐久田さんが若月のことをものすごく理解してくださっていて、感無量です(泣)
ありがとうございます。
突出した部分をあえて平らかにして、波風立てずに淡々と生きることを信条としてきた彼が、桃と出会い、彼女と歩みはじめたことで、鎧の奥に隠していた心のやわらかな部分を否応なしにさらけ出すようになって。
そんな自分を格好悪いと思い、桃に愛想を尽かされたら、と臆病になっている若月ですが、女心というものをわかっていないな、この未熟者め、と微笑ましく眺めております(笑)
好きな相手のそんな姿を見せられたら、きらいになるどころか、いとおしくなるに決まってるやん!(あくまでも当社比ですが)
あ、ほんとですね。若月、わたしと同じこといっていますね(驚)
野暮な余談ですが、若月が望んだ欲しいものというのは、桃が隣にいる未来、だったりします。だから「来年はもっとちゃんとしたプレゼントを~」と桃にいわれたとき、若月はきっと、ものすごくうれしかったと思います。来年も、そばにいてくれるのだと。未来への約束をはじめて手にして。
あ、いえいえ、ネタバレ大丈夫です。そもそもこのシリーズはベタな展開をモットーに書いているので、読むまえからすでに内容バレバレだと思いますし(笑)
細部まで丁寧に掬いあげていただいて、いつもほんとうにありがとうございます!
次の『甘いのがお好き?』でも桃はがんばっておりますので、お付き合いいただけるとしあわせます(*´ノ∀`*)

【追伸】
『【雑談】電波観測所』15話の追記、拝見しました。なるほど。当事者にしかわからないこと、なのかもしれません。見るひとによってぜんぜん違う景色が見えていることって、珍しくありませんから。
そして16話ですが、佐久田さんが以前おっしゃっていたトラウマというのがこの件なのですね。なんでそんな人間がわがもの顔で世のなかにはびこっているんだろう、とあまりの理不尽さに怒りを覚えますが、こういう人間に関わるとロクなことがないので、いまは物理的に離れられたようで、ほんとうになによりです。
佐久田さんの貴重な人生の時間を、こういう人間のために費やすのはもったいないですから。百害あって一利なしです。自分を守るために行動された佐久田さんは正しいと思います。さぞかししんどい思いをされたことでしょう。魔の手から逃れられてほんとうによかったです。
17話のコメントにいただいたお返事で「メジャーではないけど自分の推しを見つけて応援するのが、オタクの生き様」の一文に激しく同意しました。わかる!ほんとそう!わたしも好きになる作家さん、ほとんどがどちらかというとマイナーでコアなファンがついている方ばかりでして(お食事をさせていただいた作家さんも、どちらかというとそういう方なのです)、応援する気持ちに俄然、拍車がかかるタイプです(笑)
「推しは推せるときに推しておけ」ほんとにそのとおりですよね!アマチュアの作家さんで何人か、筆を折られた方がいらして、そのときに、ああ、もっとしっかり応援して、好きですという気持ちをすこしでも伝えておけばよかった、と後悔したことがあるので。
わたしも断然、佐久田さん推しですよ!(キリッ

追伸のほうが長くなってしまったかも(^^;)すみません;
いつもお付き合いいただいて、ありがとうございます(*≧ω≦)