有機交流電燈 ダイアローグ

作者 mika

[社会・思想]

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24件のファンレター

☆NEW!!☆第12話 チャット版にリライトしました。
好奇心旺盛な社会科研究部の仲間たちが語り合う、そんな日常風景をお届けします。
映画、絵本、民話やおとぎ話、音楽、時事的な話題など。

※表紙はAdobe StockからFranzi Drawsさまの作品を使用させていただきました。


ファンレター

ユール猫、かわいい!(第12話)

アイスランドのクリスマス!
すごく面白かったです。mikaさんがご紹介して下さった楽曲を聴きながら読むと、雪がしんしんと降るイメージと、闇からやってくる13人のトロールたち。それから、ユール猫‼
ちょっと不気味で、でもどこかユーモラスで、また素朴な温かさも感じられて、すばらしいですね(*^^*)

全世界のサンタクロースが同じイメージになってしまう…そういう画一化はなんだか、世界どこにいっても同じコンビニや、マクドナルドやスターバックスがある光景とダブって、どこか味気なさもありますよね…(正にコカ・コーラ的!)

あのユール猫さんは、そういう資本主義の画一化の波から「何か大事なもの」を守ってくれる、力強い存在のような気がしました^^
しかも、アイスランド語というのは、そういう言語だったんですか……いとをかし、ですね!(笑)

mikaさんの作品は、視野を広げて下さると同時に、現代人が忘れかけている大事なものを思い出させてくれます……(*^^*)

追伸:「ホーリーニャイト」、とっても素敵です!もう何度も見直しています^^

返信(1)

南ノさん、お忙しいなかでお読みいただき、どうもありがとうございます。
ユール猫の歌、楽しんでいただけてうれしいです♪

おっしゃる通り、グローバリゼーションは「マクドナルド化」なんて言われていますよね。
このまま世界は均質化していくのか、それとも……?
地域の固有性や独自性に着目し、伝統的な文化や習慣を守っていく活動は重要だと思いますが、反グローバリズムの運動というのはナショナリズムと結びつきやすいので、注意して見なければいけない側面もあり、難しいですね。

そうなんです、アイスランド語は化石のような言語なのだそうです。
北欧語、正確には北ゲルマン語(伝統的にはノルド語)には、デンマーク語やスウェーデン語、ノルウェー語などが含まれますが、アイスランド語には現代語で解説した古語の辞書というのが存在しないそうです。
古語辞典などなくても、アイスランドの人々は中世の文学(エッダやサガ)を読みこなすことができるそうで、びっくりですよ!

たとえるなら、平安時代に小笠原諸島あたりに集団で移住した日本人の子孫が、紫式部たちが使っていたような日本語を千年以上経っても守り続けているようなものです。
以前、南ノさんに教えていただいた「有隣堂しか知らない世界」で、「古文訳J-POPの世界」という特集を見ていて思いましたが、もし現代のわたしたちが平安時代とほぼ変わらない日本語を話していたら……想像すると面白いですね。

「ホーリー・ニャイト」、南ノさんに笑っていただけたかなと思うと、とってもうれしいです~^^
これは地の色が渋いので、遠目から見ると、落ち着いた上品な帯に見えるんですが、近づいて見ると、思わず笑っちゃいますよね。
こういう季節を感じる装い(季節感に全振り!)というのは、すごく、きもの文化らしいなと思っています。

南ノさん、今年1年、たくさんお話してくださり、心から感謝申し上げます!!
おかげで、とても楽しくまた学びのある時間をすごすことができました。
台湾はこれから年の瀬ということで、年末年始もお忙しいことと思います。どうか無理せずお過ごしくださいね。
引き続き来年も、どうぞよろしくお願いいたします^^