マカロン浄土

[恋愛・ラブコメ]

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登場人物:久良木 結(くらき ゆい)、綾瀬 圭(あやせ けい)、香坂 明音(こうさか あかね)、お地蔵さま

地蔵浄土:お爺さんが団子を穴に落としてしまう。穴に落ちてしまった団子を追いかけていくと、その先でお地蔵さまに出会う。
お爺さんは転がった団子の綺麗な部分をお地蔵さまにお供えし、自分は土で汚れた団子を食べる。お地蔵さまはお礼に鬼の宝を手に入れる方法を伝授し、お爺さんは大金持ちになる。それを見た隣の欲張り爺さんが真似して失敗する。
〈異郷訪問型〉〈呪宝譚〉 

ファンレター

小説の浄土かもしれない

おはようございます。「マカロン浄土」を拝読しました。
まず、タイトルから興味をそそられます。そして読み始めるとどうやら現代風の恋愛もの。それも闇感情っぽい……。
これはこっそり楽しむタイプの、と思いきや、タイトルの意味がゆっくりと明らかに。
そして、ファンタジー世界に、違和感なく入って行く。
ここ、ここで僕は挫折することが多いのですが、本作には全く自然に、本当にすんなりと、入ってました。
内容的には、多分エッセイの方に書かれていたものが下敷きになっていて、説得力があります。

そして、佐久田さんの作品に登場するアイテムその一。色とりどりのお菓子。
植物系と並び、これを当然のネタとして使っていくのがまた、憎いです。


文末の余韻を作る技、自然にやってしまわれている? こういうのは狙ってやれるものではないのかもしれませんね。
その境地、浄土に至るか……

完成度の高い作品だなあ、と感心・感動しました。
有り難うございました。

返信(1)

村山さん、ありがとうございます!
エッセイ(電波)の方を覚えていてくださったのですね。そうです、第2話と第39話の一部を加工して創作しました。
ファンタジーの導入部分は意識していなかったです、そういえば当然の顔して、しれっと切替えるかも(笑)
お菓子や植物などのアイテムは、妙な話が多いので、彩りをつけて緩和させるという目的もありますね(^_^;)

実はこの作品、作っていて段々わからなくなって(私の創作あるあるですが)、もしかして失敗作かな、やっちまったかな、と心臓バクバクしながらアップしたので、みなさんが好意的に読んでくださって、本当に嬉しいです。
身に余るコメントに恐縮しまくっています(滝汗)、こちらこそありがとうございました!