三秒前

作者 桐乃桐子

[恋愛・ラブコメ]

69

23,022

7件のファンレター

どこまでいってもお互い敬語が抜けないベタ甘カップルのお話。

※『裏・三週間後』以降、性的描写を含みます。苦手なかたはご注意ください。

ファンレター

続き、待っていました

『裏三週間後』、私もこんな目にあってみたい……!(なに言っているんだ?と引かないでくださいね~汗)でも私は桃ちゃんみたいに心がきれいじゃないからダメだ、邪心だらけなので(苦笑)。でも読んでいると自分も脳内体験しているみたいで、たまらないですね。若月くん理想型です。いつもはクールな人が、「好きです」「愛しています」とストレートに言ってくれるのって格別ですよね。
そして『恋に落ちて』若月くん視点、これも桐乃作品のお楽しみ! 小沢さんいい仕事しています。お互い敬語で甘え甘えられたり、ああ、二人出会えてよかったね……。若月くんが桃ちゃんを好きすぎて途方に暮れるところが、尊いです。
この作品を、実写版やマンガ仕立てでも見てみたい気がするけど、画像、絵だとサラッと流されてしまいそう。桐乃さんの微に入り細に入りのバッチリかゆいところに手が届く描写と、優しい語り口と世界観は抜きにして語れないので、やっぱり小説が一番ですね。そしてどんなにすごいシーン(!)でもなぜか下品じゃない。そこが好き。今週はちょっとバタバタしたのですが、桐乃さんの文章を読むとほっこり癒やされます。大満足でした。

【『死がふたりを分かつまで』について】
ウイルスが支配する前と後と、その家族関係はどちらが望ましいものなのか。とても響く作品でした。私の中で答えは出そうにないけど、どちらにしても家族関係は違和感との共存なのかな……と。家族といえども、他者は未知のウイルスのような存在といえるのかも。ウイルス(=家族)と共生できるのか、乗っ取られるのか。アイロニーがあって示唆的で、心にさざ波が立ちました。一気読みしました。とても面白かったです。

【追伸】
最近、全国の天気予報を見るとき、中国地方も見るようになりました。集中豪雨すごいですね。梅雨明けで夏本番でしょうか。関東も暑くなってきたけど、レベルが違うんだろうな……と想像しています。熱中症には気をつけてくださいね!

返信(1)

佐久田さん、お忙しいなか、読んでくださってありがとうございます!
そして「こんな目にあってみたい」といっていただけて感無量です。うれしい(*´∀`*)ポッ
ふだんはクールなのに、好きな相手にはことばを惜しまないで「好きです」とちゃんといってくれるひと、いいですよね。
『マジカル・カンファレンス』で出てきたテレゴニー説でいうと、若月を選んだ桃はなかなかよい選択をしたのではないかと、親バカながら思ってしまいます(*´艸`)
祖父母に育てられた桃と、親戚のあいだを転々として育った若月。両親がいないという共通項がありながらも、育った環境はお互いにだいぶ異なります。そんなふたりが出会って、ああこのひとだと、(とくに若月のほうが)自分が必要とする相手を見つけられた。そしてその相手も自分を選んでくれた。もう、奇跡に等しいですよね。若月はそれを理解していて、あふれんばかりの桃への恋情を持て余して、途方に暮れているのだと思います。難儀なやつです。
そしてそして、過分なおことばに恐縮しつつ、とてもうれしいです!前回このお話にいただいたコメントで、イケメン俳優さんで想像してくださっていましたよね(照)
かなりきわどい描写の連続でしたので、そういうシーンでも下品ではないといっていただけて、ほっとしました。よかったです~(>_<)
じつはこのあとさらに、クリスマス編、バレンタイン編と続きます。のんびりお付き合いいただけるとしあわせます(*^^*)

【死がふたりを分かつまで】
こちらも読んでくださってありがとうございます。わたしが書きたかったことを佐久田さんがすべて表現してくださって、すごくすごく、うれしいです。
このご時世、ウイルスということばを安易に使うのはどうかなと、かなり悩んでアップした作品なので、佐久田さんのおことばにとても救われました(涙)
人間よりも理知的で合理化の鬼のような異星人が、もし人間の身体を乗っ取ったら、という発想から書いたお話で、主人公の旭は、もともとの家族内でも、異星人たちに乗っ取られたあとの世界でも、ひとり異質な存在として孤立します。そして、皮肉にも、人間より異星人たちからの待遇のほうが格段に上だったりします。
「どこまでが人間なのか」というテーマに心惹かれるものがあります。『不破家の人びと』のラストでもすこし触れましたが、身体が人間であれば人間なのか、反対に、身体がつくりもので脳が人間のものだった場合、それは果たして人間といえるのか。ひとの尊厳というのは、どこに宿るのか。
そうなんです、家族って、もともとは赤の他人同士ですよね。それがひとつの家で生活を共にし、こどもが生まれる。そこで弾かれた旭を不憫に思ったのか、夜鷹の姿をした異星人は、彼女に「ちゃんとした家族」を与えたいと思い、それを実行します。
問答無用で人間の身体を乗っ取る時点で人権侵害、といわれたらそうなんですが、血の繋がった家族をつま弾きにする人間は、じゃあどうなのか、とか、いろいろ考えてしまいました。
作中でわたしが表現しきれなかった部分まで、ぜんぶ受けとめてくださって、ほんとうにうれしいです。ありがとうございます!

【追伸】
中国地方の天気予報まで気にかけていただいて、ありがとうございます!お心遣い、とってもうれしいです(*≧ω≦)
局地的な集中豪雨によくある話で、トンネルを抜けたら大雨だった(もしくは晴れていた)みたいな現象が起きているようです。そろそろ気温が体温を超える季節がやってきたなと身がまえております。くわばらくわばら。暑さのせいか、近くの川でカラスや鳩が水浴びをしていました。植物だけはものすごく元気です(笑)
関東も梅雨明けしたようですね。これからが夏本番ですね。ご多忙と思いますが、ご無理のないよう、佐久田さんもどうぞご自愛くださいませ!
いつも細やかでジーンとくるコメントをありがとうございます(*^^*)