奇譚草紙

[ファンタジー]

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20,033

44件のファンレター

奇譚――奇妙な味の短篇、あるいは変てこな短い物語を、ほろほろと書いてみようと思います。

※不定期連載です。

ファンレター

怖いけど、幻想的

 戸外から近所の夕ご飯を作る匂いが漂ってきそうな、ご近所と近しい昭和の生活が目に浮かびました。なんだか懐かしくなるような文章に引き込まれ、戸を開けてしまった少女の後悔にシンクロした気持ちに。そして、内職をしている現在の状況を徐々に思い出している彼女、夢の中ではあり得ない状況を疑いもなく受け入れる自分を思い出し、納得できました。
 お面ばあさんが巧者で良かった。少女の心にトラウマと共に、残されたのは……。ちょっと危険な恋? 選ばなかった世界への憧憬?
 読後感が、通りいっぺんではなく、不思議な危うさを感じてとても幻想的でした。堪能しました。
 あ、お面ばあちゃんも毅然としてカッコいいけど、目んめくりくりばあちゃんも可愛くてお気に入りです。

返信(1)

不二原さん、お読みいただきありがとうございます!
松の内は関東は七日までみたいですが、地域によっては十五日までというところもあるようなので、一応まだお正月ということで、今回は昔懐かし昭和テイストにしてみました(*^^*)
そこを仰っていただいて、とっても嬉しいです!
それから、「目んめくりくりばあちゃん」を可愛いと言っていただき、こちらも感謝です^^…と言うのは、実はこのおばあちゃんにはモデルがあります。祖母の妹が、ふだんは田舎に住んでいたのですが、私が子供の頃、一年に一度くらい祖母を訪ねてきていました。その人がこの特技を持っていたんです。行商のおばあちゃんは別に存在していて、その二人を合わせて今回の人物となりました。
小さい頃は、もちろん何も考えていなかったんですけど、ああいうご高齢で行商をされていた方って、どんな生い立ちで、どんな生活をされていた方なのかな、なんて想像が膨らみました。
自分が普通だと思っている世界のすぐ隣に、もう一つ別な世界があって、一歩間違えればそっちへ行ってしまうかもしれない。でも、行ってしまえば行ってしまったで、それなりに順応してやっていくんじゃないかな、なんて思ったり…。不二原さんに「選ばなかった世界への憧憬」と言っていただき、喜びを噛みしめております~^^