青銀の風

[ファンタジー]

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「波間の真珠」と呼ばれるオアシスに作られた美の砦、美術工芸研鑽学院。そこは周りを砂漠によって囲まれ、他国の干渉を受けることなく自由な芸術が花開いていた。しかし砂漠を取り囲む3つの国の均衡は崩れ、美の砦にも暗雲がたちこめる。
 絵師を目指し砂漠を越えて美術工芸院にやってきた明朗快活な青年、麗射はこのオアシスで個性的な人々と出会いながらも、次第に砂漠を囲む国々の動乱に巻き込まれていく。
 
 魔法のないファンタジーです。2020年5月までセルバンテスで連載をしていました。これからこちらにお世話になります。よろしくお願いします。

ファンレター

107話まで

107話「宝物」を読んで、ついつい牢獄編「無垢の欲求」前後を読み返してしまいました。麗射の芸術は人の心を動かしていく。私も心が震えました。こんな風につながるなんて……!
106話の「青砂漠の戦い3」の戦いのラストのリアルさにも、しばし呆然としました。戦略に驚かされたけど、それだけではなく、きれい事では無い清濁併せ呑む世界が、余すところなく描かれている。『青銀の風』は荘厳で壮大な音楽がバックに聞こえるようです。
と、107話のラストで、明るく軽妙で変則的な音楽が流れてきた!?
新展開も楽しみにしています!

返信(1)

 お読みいただきありがとうございます。
 牢獄編で唐突に入ったあの1話に違和感を感じられたかもしれません。あれは、次の走耳の暗殺未遂事件に入る前にちょっと一呼吸置きたいと思って書いた話でした。あまりに宙ぶらりんなのでいつか何かにリンクさせて使いたいなと思っていましたが、ここを逃すともうその機会が無いのでここにリンクすることにしました。14話まで返って読んでいただけて幸せです。
 現在青砂漠の戦いを書いて、ちょっと一息ついています。ここまでのところでは、ここが一番書きたいところで、ああやっと日の目を見た~~という気分です。これに満足してしまうと中途半端で終わってしまうので、これからもすみませんが続けます。これからは、倫理的にどうなの案件もでてくるかもしれず……ちょっと頭を冷やすため、しばらくは海洋コメディにスイッチします。(頭がかえって煮えちゃうかも)
 今回の佐久田さんのワクチンエッセイ、免疫の事がわかりやすく書いてあって理解しやすかったです。チャットノベルはなんか主観的に聞こえやすいですが、佐久田さんのエッセイは冷静かつ客観的な視点で書いてあり、安心して読めます。ウサギさんの目配りのおかげでしょうか。参考になさっている資料も、レベルが高くて凄い~。労力がかかっているなあと思います。お忙しいところ、ご感想大変ありがとうございました。