もっと『闇の左手』~ゲセンへの秘密の扉~

戯曲『闇の左手』の原作小説(アーシュラ・K・ル=グウィン著)は、ひじょうに複雑ですばらしい世界観に基づいています。私の戯曲だけではものたりないという方々と、原作への愛を共有するために、もととなっている引用部分の資料集のコーナーを作りました。翻訳は私のオリジナルです。
アクセスしづらい形になっているページもあり、ご不便をおかけしますが、とある事情のためなので(詳細は「はじめに」をご覧ください)、お許しいただければ幸いです。(スマートフォンでもダブルタップで入れます。)

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16-3 ドラムナーとドレムゴールの狭間で まで読みました

16-1 アイの話し方が人なつこくて可愛いです。。敬語が崩れては、またもとにもどり、徐々に2人の心の距離が近づいていくのを感じます。
16-2 「アイが言うには~立ち入れないのだ。」のあたり、読み比べてみると訳でこんなに差が出るのかとびっくりしました。読み慣れた日本語版も雰囲気があるけど、未村さん訳も哲学の香りがしてとても好きです。「~誰が知ろう」とか読んでいて格好いいです。英語にも文語調とかあるらしいですが、グィンさんの元の英語はどんな感じなのでしょう。これを肌で感じられ読みこなせる人の特権ですね。
16-3 「アイ」という名前はゲセンでは「苦痛の涙」という意味になるんですね。(日本では愛なのに)ここの部分は読み飛ばしていたなあ、改めて読むといろいろな発見があります。最後の部分、ついさっき~、からの訳も素敵です。
 思ったことをとりとめも無く書いてみました。訳って本当に難しいんだろうなあ、と思うと同時に訳す方の志向が伝わってくる気がします。

返信(1)

ありがとうございます。^^ ル=グウィンさんの原文は格調高いですが、じつに明快です。短くて単純な文と、長くて複雑な文の配分が絶妙です。じつはゲンリーとエストラヴェンの文体にそれほど差はありません。エストラヴェンのほうがややきびきびしていて、同時に哲学的です。でも!べつに文語的ではありません。少なくとも「予」ではありません(笑)。
「アイ」は地球でも(笑)たぶん複数の言語で苦痛の叫びです。中国語では、驚くと「アヤ!」、痛いと「アイ!」だった気がします。少なくとも前者は確かです。私の本名「アヤ(文)」なんですけど、日本語でももともとは驚き(アヤ!)や疑問(アヤ?)を表していたという説があります。なのでゲンリー君にはとても親近感を感じます。^^
いつもご感想ありがとうございます。まだまだ続きますので、ゆっくりおつきあいください。^^