ブラックベルト

作者 銀狼

[現代ドラマ・社会派]

15

3,164

2件のファンレター

この小説は、実際に起きた事件を背景に書いたものです。
運や条件に恵まれどこまでも上昇していく人々の陰で、負のしがらみに引きずられ暗い階段を降りて行く人もおります。
さて人間の魂を本当に揺さぶるものは、どちらに潜んでいるのでしょう。。。
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。
※ 暴力シーンが多いです。苦手な方はスルーしていただければと思います。
※書影は取材写真から。

ファンレター

怖いですね

今晩は。
『ブラックベルト』を読ませていただきました。
やりきれませんね。空手が得意で健康的な人が、最後はあのような結末になるのですから。モデルがあるのですね。怖いですね。亮でもヒロでも、善良な人がこのようになるのは悲しいです。
あなたの小説は男性的だなと、いつも思います。優しさも感じますが、いかにも男性らしい、社会派の物語ですね。読んで心に残りました。
有難うございます。

返信(1)

拙作「ブラックベルト」、最後まで読んで頂いた感謝と同時に、恐い世界を覗かせてしまい大変申し訳ございません。昭和の歌舞伎町で実際に起きた事件が背景ですが、書き進めると「自分ならどうする――」という呪文が筆を縛り付けてきます。角田光代先生の教え「小説は嘘を書いてはいけません」が頭にあるからです。虚構とは言え、極限の状態では、自分はこうするという現実の覚悟の下に筆をおきました。ですから、「怖い」というご感想は、書き手にとっては身に余る賛辞となります。書いた甲斐がありました。ありがとうございます。