台灣懶惰日記~其の貳~

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「台灣懶惰日記」第2弾です。
表紙が新しくなりましたが、内容は相変わらず、あまり役に立ちそうもないことを、だらだらと書いていくつもりです。

ファンレター

2023/3/7

 台湾は近くて遠い、遠くてとっても近い国だと思います。歴史や民族、主義の違いなどいろいろなものがない混ぜになって、今鳴動している気がします。デリケートは問題も多く、特に記事に関しては注意を要するところだと感じています。
 よく外国の有名新聞が日本の記事を書いているのを読んで「わかってないなあ」と思うことがありますが、日本の新聞社にも気をつけてほしいものです。記者は一人一人主義主張があると思いますし、自分が感じたことを伝えたい思いもあると感じますが、気持ちが先走ってきちんとした裏付けの無い記事を書いてしまうのは恥ずかしいことですね。新聞離れが顕著で焦りもあるのでしょうか。片隅の謝罪では無く、どこがどう問題であるのか(もしくは自分たちは本当はそれでいいと思っているのか)などきちんと検証して、伝えて欲しいと思います。庶民は新聞から離れつつありますが、ネットの記事は話半分でも、新聞はさすがに大きな見当違いはしないだろうという感覚をお持ちの方が多いと思います。(特に高年齢層は)その期待を裏切らず、もっと矜持を持って欲しいです。

返信(1)

不二原さん、お読みいただきありがとうございます!
不二原さんの客観的なコメント、とっても嬉しく読ませていただきました♪♪(*^^*)

台湾というのは、間違いなく世界一親日の国だと思いますが、だからと言って、台湾の人がいつも日本を褒めてばかりいるわけではないんですよね(当たり前ですが)。逆に日本が好きだからこそ、失望したり、怒ったりすることもあります。でも、日本を批判する台湾人がいると聞くと、ちょっと台湾のことを齧っただけの日本人に限って、すぐ「外省人か!国民党か!」とか言い出すのですが、今回の日経の記事については、民進党支持層の本省人たちもショックを受けているし、悲しんでいるし、憤っています。

はっきり言って、あの日経の記事は裏付けのない、いい加減なものだったと思います。しかも、国家の安全に関わる問題ですから、台湾政府も看過することはできませんでした。ここからは続報的な内容になるのですが、台湾の外交部(外務省)は日経の謝罪文が出た3月7日に、日経の謝罪を受け入れ、台湾国民に理性的な行動を求める声明を発表しています。URL:https://www.mofa.gov.tw/News_Content.aspx?n=96&s=99822

「台湾日記」では、あれでも控え目に書いたのですが、実は事態はけっこう深刻だったのです。日経の記者さんは単に平和ボケだったのか、それとも台湾で一部の人が推察しているように、中国から何らかの介入があったのかはわかりませんが、不二原さんのように「台湾は近くて遠い、遠くてとっても近い国だ」と、冷静且つ客観的に認識して下さる方がもっと増えてくれるといいなあ、と(私も所詮は部外者の一人ですが)思ってしまいます。

不二原さん、本当にありがとうございました!(*^^*)