水脈の王国 混沌の惑星3

[SF]

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2件のファンレター

*Amazonからのセルフ出版準備中。こちらでは冒頭のみを公開しています。

マラデータ王国に潜入したエドガルドとイーサンは、美貌の学師ルシアナと出会う。王国に渦巻く策謀、そしてルシアナの胸に秘められた想いとは・・・!?

〈あらすじ〉
あらゆる物質にエネルギーの宿る惑星。そこには、初期に移住し惑星本来の環境下で暮らす先住民と、数百年後に移住し地球環境に近い人工都市を築いて暮らす都市人がいる。

先住民国家のマラデータ王国では、国王の岳父であるロドリゴ将軍が実権を握り、稀少な地下資源を第四ドームの軍事産業ハインズ社に不正に売り渡していた。
ティエラ教義の学師にしてティエラ・ゲレロの称号を持つエドガルドと、連盟治安維持官のイーサンは、それぞれ中級学師と傭兵としてマラデータ王国に潜入する。
そこで彼らは絶世の美貌を持つ、両性具有の上級学師ルシアナに出会う。ルシアナはその美貌で国王とロドリゴ将軍を虜にし、国を操ろうとしていた。

ファンレター

タイトル、あらすじ、書き出し一行という少し変わった企画でレビューを書かせていただきました。

書き出し一行はこちら
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砦とりでには夜が訪れていた。
(引用)
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まず、タイトルに注目したい。マラデータ王国篇とあることから、これはまだ一方である可能性が高い。すなわち、この物語は先住民が暮らす国と人口都市の両側から語られ、全貌が見えてくることを指示している。あらすじは概要を解釈したものだが、”潜入した”ということから、彼らは先住民ではないという推測が成り立つ。このことにより疑問を抱くのは、資源を不正に売っているのは果たして”将軍の意志”なのか?それとも”学師の指示”なのかということ。それは恐らく、主人公たちが潜入したことに関係があるだろうと思われ、どちらなのかでも物語は変わってくるだろうと、予測できる。
次に注目すべき点は”絶世の美女とされる両性具有の学師”という部分。美女ということから、精神は女性だという事ではないかと想像する。男性で両性具有というモチーフはよく見かけるが、女性で両性具有は珍しいモチーフだと思われる。(同人などは含まない)
つまり、この物語は、どんなものなのか想像がつきづらい。逆を返せば新しさがそこにあり、”女性で両性具有”ということに、とても意味があるということが予想できるわけである。
あらすじだけで物語を想像した場合、不正をただすために主人公たちはここへ来たと考えられるのだが、その不正の大元がこの”両性具有の女性”だと知った時、主人公たちは一体どんな決断を下し、どんな行動を取るのか、そこが見どころなのではないかと考える。
書き出し一行目を見てみると、現在の状況の説明がなされている。わたしの予想では、これは潜入した時の状況ではないかと、考える。ここから、どんな状況下にどう潜入していくのか、ドキドキハラハラしながら、読み手は彼らを見守っていくことになるだろう。
是非あなたも、主人公たちがどのように考え、何を行ったのか。目的はなんだったのか。
その目で確かめてみませんか?

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