毛虫

作者 黒澤伊織

[科学]

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  私は、生まれたときから毛虫だった。比喩や例えではなく、毛虫であった。多くの兄弟と共に生まれ、共に育ち、ひたすら目の前にある葉をかじり、糞をひり出した。
  私が生まれた目的とは、何なのだろうか。そこに大いなる意識は働いているのだろうか。ふと、そんなことを思う時もある。一匹の毛虫の生命に焦点を当てた、短編小説「毛虫」。ご感想、お待ちしております。

ファンレター

SARTRE6107様、ありがとうございました。

文芸誌に載っていてもおかしくないとのお言葉、ありがとうございます。とても嬉しいです。どっか載せてくれないかな(笑)
 「ここまで毛虫の一生を小説として綺麗に描いた作品があったでしょうか」とのご感想、ありがたいです。そもそも毛虫の一生を書いた小説を他に知らないので、一応、世界一、毛虫の一生を綺麗に描いた小説として胸を張ろうと思います。

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