チャットで『カルミナ・ブラーナ』

[創作論・評論]

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4件のファンレター

カール・オルフ作曲の世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』。一度聞いたら忘れられないような、壮大な現代音楽が魅力です。
でもそこにラテン語でつづられているのは、中世ヨーロッパの官能的な詩歌。こちらにも音楽に負けないほどのロマンを感じます。

一部のクラシックファンだけが楽しむなんてあまりにもったいなくて、チャットノベル化してしまいました。ラテン語ど素人の私がやるにはあまりに不遜な試みですが、各種の翻訳、研究を参考にさせていただきたいと思います。曲と、その背景の魅力をお伝えできますように!

ファンレター

胸のうちは、抑えようもない

あおぞらつばめさん、はじめまして。成瀬川るるせと言います。カール・オルフの『カルミナ・ブラーナ』をApplemusicで聴きながらこれを書いています(ベルリン・ドイツ管弦楽団、ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団でオイゲン・ヨッフム指揮のものです)。面白いの見つけちゃった感があります。と、いうのも僕はジェイムス・ジョイス『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』が大好きで、その作品を僕は卑猥でありながら「文学してる」ところを特に気に入っているからです。同じにおいがするのです。ちなみにそのジョイスを、ヴァージア・ウルフは「下品な労働者が!!」と罵倒するほどだったと言います。話が逸れましたが、このチャットノベルの冒頭の、カルミナ・ブラーナの逸話を読んだときに、これはもう聴くしかないな、と思ってApplemusic(サブスク配信)で聴いたら、僕の厨二病こころを刺激し、しかも、ぶっ通しで全曲聴いても飽きが来ないんですよね。これはもう、全訳の本を買うしかないな、と思った次第です。これから曲の内容に深く入っていくのを楽しみにしています。

返信(1)

成瀬川さま、返信遅くなり、大変失礼いたしました。レターをいただき大変うれしいです! お名前はあちこちで拝見しておりました。お声をお掛けいただき、本当にありがとうございます。
私はジェイムス・ジョイスをよく知らないのですが、なるほど、同じにおいがするのですね! そうそう、罵倒されるような内容と高尚な文学とが両立されているところが良いのです(笑)。私もいい歳して厨二病ですね。
ご満足頂ける内容になるかどうか分かりませんが、いろいろ実験してみます。今後ともよろしくお願い申し上げます。