バイブル・スタディ・コーヒー ~スラスラ読める! 聖書入門

作者 mika

[歴史]

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バイブル・スタディの仲間たちの会話をちょっとだけ覗いてみてください。
寝ころんでスラスラ読める! 「物語」がわかれば、聖書は楽しい。

聖書を最初から最後まで読み通すのは大変です。途中でいやになってしまうことも珍しくないでしょう。
なんとなく難しそうでも、聖書のことばの向こうには、豊かな歴史と文化が広がっています。
どなたでも、実際に聖書を読んでみようというかたのお役に立てればうれしいです。
※今月は、隔週水曜更新です。

アイコンはTopeconHeroesダーヤマ様の「ダ鳥獣戯画」より使用させていただきました。

ファンレター

マクペラ洞窟

家系図を示して頂きましたが、これがないと誰が誰の子だかわからなくなりそうですね(笑)。古代のイスラエルでは、こうした血筋がものすごく大事だったんだなと感じられる文章でした。
最初は、ヘト人は無償で土地を提供してくれるのかと思ったら、意外とふっかけてきたような印象ですね。アブラハムはどんなに高値でもちゃんと支払うことで、神様の前で正しくあろうとしたんでしょうか。
サラが葬られたマクペラ洞窟は、この絵画にあるようなまさに「洞窟」かと思っていました。でも大きな建造物で覆われているんですね。それぞれの宗教が同じ聖人に対して祈りを捧げる……どちらも真摯な信仰であるからこそ仲良くできたらいいのに、と思ってしまいます。少なくとも、こんな悲惨な事件は二度と起きて欲しくないですね。
今回も勉強になりました。ありがとうございます!

返信(1)

あおぞらさん、いつもお読みいただきありがとうございます。
家系図を書いてみると、ナホルの子供が多いことに驚きますよね。おじと姪の間柄で結婚しています。この家系図のイスカという女性が、サラと同一人物ではないかと言われています。

ヘト人のエフロンは法外な値段を請求していますが、「あなたに与える」という台詞を3度も繰り返して、自分の気前の良さをアピールしているんです。エフロンからすると、「取引に応じてやったこと自体、ありがたく思え」というニュアンスなのでしょうか…。外国人に、それも一時的に滞在するだけの寄留者に土地を売ることそのものが、めったにない異例なことだったのかもしれないですね。エフロンも、同じヘト人との取引であったならば、エレミヤが買ったような値段で売っていたはずです。

アブラハムがカナンで最初に所有した土地が、畑でも家でもなく、墓地であるということは興味深いですよね。
神はアブラハムに「あなたの子孫にこの土地を与える」と約束されましたが、アブラハムが生きている間にその約束が果たされることはありませんでした。新約聖書に次のような言葉があります。

「この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て、喜びの声をあげ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです。このように言う人たちは、自分が故郷を探し求めていることを明らかに表しているのです。」(ヘブライ人への手紙11:13-14)

アブラハムはカナン地方で生きていた間、ずっと「よそ者」「仮住まいの者」であり続けたわけですが、いつかこの土地が自分たちの故郷になると信じていたのだと思います。
墓というのは、その人が生きていたことを証しする記念碑です。いつか神の約束が果たされ、子孫がカナンを故郷とするとき、自分たち先祖を思い出してもらえるように。そう信じていたからこそ、大金を払ってでも、カナンの土地に墓地を買ったのでしょうね。
マクペラの洞穴には、そんな願い込められていると想像しますが、現代では痛ましい事件が繰り返し起こっているのは、やりきれないですね。2002年にもユダヤ教徒の一家が銃撃される事件が再び起こっています。2013年にはイスラエル国防軍の軍曹が洞穴の近くでパレスチナ兵に狙撃される事件も起こっています。
このようなニュースを読むと、パレスチナ人にとっては1948年の「占領」から今日までずっと、イスラエルとの戦時中なのだろうか、と想像します。

名画案内が好評だったので、バイブル・スタディの「創世記1章 天地の創造」のお話に、ラファエロとティントレットの「動物の創造」を追記しました! お時間あるときにのぞいてみていただけると、うれしいです^^
次回はイサクとリベカの結婚のお話です。引き続きよろしくお願いいたします。