迂回路は夜の10時

[学園・青春]

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塾の帰り道はいつも工事中。迂回路を通り湾岸の風を受けながら、私は花音と少しおしゃべりする。
受験のこととか男子の悪口とか。
(登場人物欄、作成しました。本編に出てこない無駄設定あり)

ファンレター

女の子同士の友情と……

「工事中。迂回路を通って帰る」という何気ない冒頭の言葉が印象的で、この作品全体のメタファーになっている気がします。
花音ちゃんと恵里衣ちゃん、高校生の女の子同士の友情、将来の悩み。そして思春期らしい出来事が起こり、それを目撃したことが二人の心と身体にそれぞれ違った波紋を広げて……
大人になってから思うと、この時期って心も体も成長途中だから隙だらけなんですよね。でも、本人はあまり意識していないという、この年齢特有の心と身体のちょっと危ういバランスが冒頭の言葉に象徴されている気がしました。
高校生、悩みが尽きないですよね…
私は個人的に、こういう物語を読むのがとても好きです(*^^*)

返信(1)

南ノさん、こんなオチのない他愛もない話に、細やかなコメントをしていただき、恐縮して滝汗です。
夜、埋立地や舗装されていない迂回路で、ガス抜きする優等生のイメージで書き出したので、「冒頭の言葉が印象的」「メタファーになっている」がとても嬉しかったです。

それから実は、前回のコンテストからちょっと間が開いたので、小説の書き方が(本当に誇張ではなく)わからなくなってしまい四苦八苦してしまいました。(今回に限ったことではありませんが……)
なので南ノさんのコメントが温かい……いつも大切な気付きをありがとうございます(*^^*)