宝生世津奈の事件簿/深海の使徒

[現代ドラマ・社会派]

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宝生世津奈は、元警察官で産業スパイ狩り専門の探偵。相棒のコータローと共に「放射線無害化バクテリア=REB(Radiation Eating Bacteria ) 」の機密漏洩調査に着手するが、2人の前に政財官が絡む巨大な陰謀が待ち受けていた。

ファンレター

REBが本当に存在していたらどれほど良いか!

「第10章 深海の使徒 42、脅迫」まで読みました。面白いです!

 この作品中で登場する放射線物質を分解する微生物(REB)が、現在のこの世界に本当に存在していたらどれほど良いかと思いました。そうすれば、今まさに目の前にある福島第一原発の問題も……と。
 また、このREBが存在していても、していなくても、結局は政治に絡んでくるのか……と、陰謀アルアルな感じに思わずにやりとしてしまいます。REBは存在を巡って作中で二転三転して、そのたびに出てくる裏事情には「なるほど!」と唸らされました。この世の中は本当に一筋縄ではいかないものですね。

 主人公のしっかりしているような、ちょっと抜けているような、絶妙な匙加減がまたたまんないです。車酔いのくだりは笑ってしまいました。周りの登場人物たちも魅力的です。

 結局のところREBを巡る真相はどうなのか、果たしてどんな結末が導かれるのか、続きが楽しみです。

 一気読みしたい派ですので、また話数が増えた頃に戻ってまいります! 執筆、応援しています!

返信(2)

皐月原 圭 様

『深海の使徒』をお楽しみいただけたようで、こんな嬉しい事はありません。

REBが人類の救世主でありながら、様々な政治的な思惑がからんで一筋縄でいかない不気味な存在になっていく。そこをこの作品の面白さの核にしたいと思って書いています。その点をお汲み取りいただき、ありがとうございます。

そして、宝生世津奈を「しっかりしているような、ちょっと抜けているような、絶妙な匙加減」と受け止めていただけた事を、何より嬉しく思います。宝生世津奈は、私にとって特別なヒロインだからです。
私は男性ですが女性が主人公の方が書きやすいので、ネット投稿中の作品はすべて女性主人公です。ただ、私の中から湧いてくる女性キャラクターは尖ったタイプばかりです。尖っていないヒロインを登場させたいと思い、ある方から了解をいただいてモデルになってもらったのが世津奈です。実在のモデルから大きく逸脱しないよう気を付けて書き進めてきた事が皐月原さんがご指摘の「絶妙な匙加減」を生む結果につながったのだと思います。実在のモデルを起用して成功だたったという事であり、モデルになっていただいた方に対しても面目が立ちます。本当にありがとうございます。

さて、せっかく42話までお読みいただいたこの作品ですが、来年3月末まで休止か、もしくは、大変なスローペースになってしまうと思います。と申しますのは、3月末締め切りの小説コンテストに『深海の使徒』以前から書き続けてきた作品で応募するからです。本業の合間を見ての執筆なので、応募作品と『深海の使徒』の2作品を並行してきちんと仕上げる事は難しいと判断しました。

応募を終えましたら、直ちにこちらに戻って参ります。REBを巡る一連の事件の真相についてもアイディアは固まっていますので、それをきちんと文章にしてお見せしたいと思います。

せっかく応援いただきながら、執筆ペースがダウンしてしまうことを大変申し訳なく思っています。

これに懲りずに引き続きご愛顧いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

亀野あゆみ
公募! 応援しています!
大丈夫です。待っています♪