ファンレター

南さんへ

 奇しくも終戦記念日の今日、南さんの36話目のエピソードを読みました。
 エミールに宿った狂気は、ナチスが宿した狂気。
 またその狂気のナチスと共鳴し合った、日本帝国の狂気。
 コロナ禍で忘れられがちな、8月15日の終戦記念日を我々日本人は決して忘れてはならないと、胸に刻みました。
 この物語を終戦記念日の今日上梓された事に、敬意を表します。
 今日南さんの物語を読んだ後、久し振りに観たい映画があって観て来ました。
 内山雄人監督の、「パンケーキを毒味する」で、政治家を皮肉ったブラックコメディです。
 敢えて終戦記念日の今日観てやりましたが、映画を観た後、我が国を代表する政治家には「この南さんの小説を読め!」、と、言ってやりたくなりました。
 映画は凄く良かったんですが、その政治家には嗤いもしましたが、憤りも覚えました。
 でもそんな時、この物語で救われました。
 深い深い物語を、本当に有難うございました。
 応援しています。
 

返信(0)

返信はありません