みしゆめを ばくのえじきとなすからに

[現代ドラマ・社会派]

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民間伝承:前夜悪しき夢を見た時には、起きてすぐ、次のまじない歌を三遍詠む。
”見し夢を獏の餌食と成すからに 心も晴れし曙の空”

ファンレター

満月食堂行ってみたいです^^

『みしゆめを ばくのえじきとなすからに』と『無言電話』、両作とも拝読しました。
どちらもお料理の描写がおいしそう! 文章から香味を感じるようで、楽しく読ませていただきました^^
アジの冷や汁ってなんだろうと思って調べてみたら、宮崎の郷土料理なのですね。勉強になりました。あごだしを使っているし、店主と女将は九州出身なのかなと想像したのでした。
入店してすぐの「大柄な女将さん」という伏線の意味がわかると、おお!!っとなりました^^ 名前のつけかたもお見事です。
羽河市、良い町ですね。カズマ君についても書きたいところですが、ネタバレになるのでぐっとがまんします。

課長について、女性と対等の関係を結べない(自分が優位でなければ気がすまない)というのは、劣等感の裏返しというか、鬱屈した内面の表れなのではと思ってしまいました。
『君の名は夕顔』の小田君に対しても、恋人は母親じゃないんだよ、と思ってしまいました。
佐久田さんは、つきあう女性を不幸にする男性(昔はダメンズって言われていましたね)を描くのが、ものすごくお上手だなとびっくりします!! フィクションだと分かっていても、本当に現実にいそうで! 佐久田さんの作品を読みながら、ダメンズにもいろいろな類型がいるのだな、と教えてもらっています。

最後、鈴音さんの今後に希望が感じられるエンドで、清々しい読後感でした。どうもありがとうございます。

返信(1)

mikaさん、ありがとうございます!
確かにそうですね、九州出身かもです。「鯵の冷や汁」は夏場になると食べたくなる好物です。

なにか小説ならではの仕掛け?みたいなものをしたかったので、伏線に気づいていただき嬉しいです。
多様性や、和真君絡みの知識も、mikaさん豊富にありそうですね( *´艸`)

あ! 自分の個性みたいなものをずっと模索中なので、「ダメンズの描き方」を誉めてくださり嬉しいです!!
そういえば私、ダメンズを書いているとき、割とノリノリですね……「ダメンズの類型」、パワーワードです!
今回は珍しく性格のいい男たちを登場させまして(笑)、ちょっと新鮮でした。

清々しい読後感と言っていただけて感激です、ありがとうございました!