アモンの蛇

[ファンタジー]

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地獄の侯爵アモンの許を二人の人間の男が訪れる。一人目の男は彼を祓うため、二人目の男は彼に取り引きを持ちかけるため。一人目の男の魂は彼の牙と引き換えにアモンの中へ取り込まれ、永劫の業火に灼かれることとなる。二人目の男が自らの魂と引き換えに手に入れたのは彼の・・・・・・?
BL要素あります。ご注意下さい。

ファンレター

不思議な世界観で描かれる、執着愛

【読む前予想】

何を手に入れたのかを予想してみたのだが、どうにも下ネタしか思い浮かばず、断念した。
どんな内容なのか想像つかないが…。読んだ後、タイトルに気づく。はッ‼

【感動したところ】

とても真剣に読んでしまった。物語の終着点がとても意外な場所。この男の目的が何だったのか、全く想像もつかないが、手に入れたものに、愛着が沸いてしまったのだろうか。しかし、相手が愛するのは自分ではない。悪魔と人間の種族を超えた愛ということなのだろうか。とても不思議な物語であり、発想も豊かだなと感じた。上手くまとまっていることも、凄いなと感じた。

【自分が主人公の立場だったら】

誰の立場になるかで変わる物語だ。アモンであるならば自ら出向いただろうし、この蛇ならば、絶対に屈しはしない。相手の男ならば、力ずくでも心をモノにしようとするのだろうか。

【物語のその先を妄想】

一番面白いパターンは、アモンが蛇を回収しに訪れ、ややこしい事態に陥ることだが、男の言うような未来が自然なのかなとは思う。心がそれまでに手に入れられればの話ではあるが。しかしそこは、根性で乗りきるのではないだろうか?

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