【ショート】2026年

作者 黒機鶴太

[その他]

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2件のファンレター

課題文学賞に参加作品です。

ファンレター

すごいグルーヴ感

フィクションとは思いますが、黒機さんの欠片が見え隠れするよう、ドキュメンタリーを読んでいるようでした。
にじり寄る閉塞と分断と焦燥。いや、「断裂」か。その現実の中で、日本人、中国人の振るまいがとてもリアルで切なかったです。
コロナ禍から6年後の世界ですね、無担保無利子融資の元金据置期間は最長5年だから、その頃には返済が始まっているというリアルな設定……。その頃日本はどうなっているんだろうと警戒しています。取り越し苦労ならいいけど。
息づかいを感じさせるすぐそこの未来、これは黒機さんにしか書けない作品ですね、胸に迫りました。

返信(1)

佐久田さま、お読みいただきありがとうございます。
さすがにここまでとは思いませんけど、どん詰まっているかもしれませんです。
融資の件は、『返済できる会社のが少ないだから添え置き延長になる』と言う零細社長もいます。業種によってはそれが実状です。かじ取りを誤るととてつもない爆弾になりそうですね。