ここで会ったが百年目

[日記・個人ブログ]

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108件のファンレター

 この冷めた時代、ポジティブな感動が難しくなってしまった気はしませんか?
 だからこそ、感動のありかを探してみたいと思いました。今まで、私は何に感動しながら生きてきたんだっけ? 自分でも忘れかけているので、あちこち再発掘を試みます。

 日々の雑記帳ではありますが、ブックレビュー多めになるかも? なるべく本気で感動したものだけを取り上げていこうと思います。かつてあった「ときめき」を思い出しながら。

※表紙イラストは、なっちゃん~様のフリー素材を使用させて頂きました。

ファンレター

14話

今日(9月11日)という日にふさわしいエッセイですね!
この方のことは知っていましたが、絵本になっているとは知りませんでした。
賛否両論分かれるのは、やっていることが何らかの法に触れてしまうからでしょうか?^^;
でも、その一見常軌を逸した行為を通して、あの事件が(直接描かれないにも拘らず)浮かび上がるのが、すごいですね。あの事件によって失われたもの、それは二度と元に戻らない、いろいろな尊いものだと思いますが、直接描かれないからこそ、読む人ひとりひとりが、本の最後で想像して、考えることができるような気がしました。
つばめさんの文章はいつも好きですが、この14話は特に好きです。素晴らしい文章だと思いました(*^^*)

返信(1)

三奈乃さん、いつもありがとうございます!
そうなんです、直接描かれない事件の姿が浮かび上がるところがすごいと感じました。でも描かれ方が遠回し過ぎて、フィリップの常軌を逸した行動とあのテロとのつながりが見えない人も多いようで……ネットの否定的な意見の多くは、そこが理由なんだと思います。
綱渡りの行為が、具体的にどんな法律にひっかかるのかは私もよく知らないのですが、絵本では法廷で裁かれる主人公の姿も描いているのでやっぱり「有罪」だったんだと思います。でも「子供たちに夢と希望を与えなさい」と判決を下す裁判官も、やっぱり笑顔なんですよね。賛否が分かれても、やっぱりこの絵本は素敵だな~と思いました^^。