台灣懶惰日記~其の貳~

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「台灣懶惰日記」第2弾です。
表紙が新しくなりましたが、内容は相変わらず、あまり役に立ちそうもないことを、だらだらと書いていくつもりです。

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どれも面白そう~! しかも、どの絵も素敵です。私の場合は特に『異人茶跡』に惹かれたので(スケールの大きな歴史物って好物なのです)、サイトも見に行きました。う~ん、日本語版を出してくれないかな(笑)。
デジタル化された歴史資料を題材にマンガを作るプロジェクト、などというものがあることに驚きました。日本ではこんなのないですよね。台湾の方が考え方が進んでいるなあ~と感じました。もちろん作品が面白く仕上がっているとしたら、それは何より作家さんの力量なんでしょうけど^^。
三奈乃さんのお陰で、よく知らなかった台湾文化に親しみが持てるようになりました。こういう記事、貴重だと思います!

返信(1)

つばめさん、お読みいただきありがとうございます!
サイトの方も見て下さって嬉しいです^^
実はつばめさんは「異人茶跡」に興味を持って下さるのではないかなあ、と密かに思っておりました~(*^^*)
台湾は元々、清国の一部でありながら「化外」の地と称され、軽んじられていたわけですが、ある意味「新世界」でもあったんですね。しかも、オランダや日本の殖民地となったり、非常にドラマチックで「濃い」歴史を持っていますから、ある意味「歴史小説」の題材の宝庫とも言えるかもしれません。つばめさんはもちろんご存知に決まっていますが、近松の「国姓爺」でお馴染みの鄭成功の物語など、日本と関わりのあるものも多いですし…。
「異人茶跡」は、「台湾で烏龍茶なんてあり得ない」という時代に、新しいお茶の「風」を吹かせることに成功した二人の男の物語で、こういう圧倒的不利からのサクセスストーリーって、正に歴史物の醍醐味って感じですよね!しかも、男性陣だけでなく、最初は5歳で登場する海爛が、子供から美しい少女へと成長していく姿も物語の中の大きな要素になっています。
第15回日本国際漫画賞入賞作でもありますので、ぜひ日本のどこかの版元さんから日本語版が出てほしいなあ~と切に願います!

それから、政府機関のプロジェクトとしてマンガ作品を作るって、ずいぶん柔軟な考え方ですよね。台湾は女性が総統になったり、オードリー・タンのような方が大臣になったりする国ですが、これも現与党の民進党がかなり風通しのいい政党である証拠だと思います。一方、台湾の国民党は長老やオジサマ方が威張っている政党(既視感が…^^;)なので、もし国民党が与党だったら、こういう自由な発想は無理だと思います。
まあ、日本のマンガは、雑誌も多種多様で、しかもヒット作を出せば億万長者になれる環境だからいいのかもしれませんが、アニメの場合、日本のサブカルチャーを代表するコンテンツでありながら、アニメーターの労働状況はかなりブラックだと言いますよね。そういうところに政府の援助があって福利厚生が充実すればいいのに、と思ったりします…^^