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2人の死神、見えぬ恐怖
鋭く問題点を衝いた作品に、感心し強く共感しました。1月23日現在、私達は忍び寄る死の影に怯えています。世界的パンデミックが続いているコロナ。中でもオミクロン株は瞬く間に広がり、隙あらば身体に取り付き、その命を貪り尽くす勢いです。そしてもう1つは、福島第一原発の現在。どちらの人災も、人間が作り出してしまった欲望の化身なのだと思いました。TamTam2021さんの以前の投稿で『世界がぜんたいイーハトーブへ』という作品をもう一度読み返しました。ほんとうの幸せを求めたいのなら、地球規模で考え、より良い方へ変えていかなくては行けないのだと改めて思いました。ワクチン接種から取り残されてしまった国々がないように、また衛生環境が悪い国々がないように変えていかなくては、コロナウイルスの変異株は地球から消えることがないでしょう。また、原子力は我々の手に余る、巨大なエネルギーです。便利さを求め、巨万の富を求め続けた結果、取り返しのつかない死の怪物を生み出してしまいました。全ての原発をゼロにすることが出来るのでしょうか？気の遠くなるような作業が何十年も続くのかと想像すると、子孫達に申し訳ない気持ちになります。どうか、見えない殺戮者が未来には存在しませんようにと願い、今のこの状態が早く収まり、光が見えますようにと切望しています。
返信（1）
ありがとうございました。いろいろと考えさせるご意見でした。いつも思うことなのですが、人類はどうしてこうも余計なことばかりするのかということです。核の問題もわざわざ自然界にないものを引っ張り出して、取り返しのつかないことになってしまった。科学の力は本来、素晴らしいのでしょうが、それを使う人間の理性が全く追いついていない。それで科学の発展とともに人類は自身の首を絞めていることに気づかない。科学が発展すればするほど我々は不幸になるというスパイラルを抜け出せない。グローバル経済とやらの発展が暴力的格差を生み出し、それが環境破壊や温暖化の原因となり、ついには今世界中を覆っているコロナウイルスを「グローバル」にばら撒いたということだと思います。これからの人類には「あえてやらない」という叡智が必要だと思います。もう個人の欲望や野心のままにこの地球を壊すのはやめましょう。未来のこどもたちのためにも。