百年に一年足らぬ

[ホラー]

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第1話 九十九の御宿 / ママ友との会話
第2話 百年に一年足らぬ / 茶器殿と香炉殿と仲間たち

ファンレター

『百年に一年足らぬ』

めちゃくちゃそそられるタイトルですね! 更新通知を見た瞬間、「えっ、今回はどんなお話なんだろう」とわくわくしました。そして読み終えたときの「おお……」という、興奮冷めやらぬ状態でありながらの、なんともいえない余韻。
「すごい……」のひとことに尽きます。

こういう、一見なごやかな場面と見せかけて、水面下では……という展開、とってもスリリングでドキドキします。
続く、第2話での舞台裏。いいですねぇ。こういうお話、大好きです! 桐乃は八百万の神さまに囲まれて育った人間なので、よりグッときます。
なにより、佐久田さんの『みんな大好き貴種流離譚』や『信玄公との攻防』のような古風な台詞回しがとてもツボなので、このお話もドストライクでした。

そして特筆すべきは、この「ルピナスの丘システム」!
問題提起とその解答編、というこのスタイル、よきですね。2000文字弱という短い物語のなかで「序破急」がくっきりと描かれていて、読後感がより印象深く、癖になります。
「こういうの待ってた! もっとちょうだい!」とワガママ桐乃がおねだりしたくなっちゃうくらい、こういうの大好きです〜(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

……それにしても、げに恐ろしきは人の心、ですね。
問題提起部分は現実にありそうなお話で、そのリアルさとの匙加減が絶妙でした。今回も印象深い作品を読ませていただき、ありがとうございます。

返信(1)

桐乃さん、活動報告も読んでくださったのですね、そうなんです「ルピナスの丘システム」!(笑)
以前からいわゆる群像劇を書くのが好きで、別の面から見た、というものをどうしても書きたくなる体質なのです。今回は隣接異界の妖怪側から見てみました(テヘッ)
(群像劇は素人が手を出すのは御法度らしいですけど 汗)

八百万の神さま、私も小さい頃から意識して生活しています、土着信仰的なお話は大好きです。
妖怪よりも怖いのは人間の妬み嫉み僻みかなぁと思います。
実際にSNSで中傷されている人が開示請求したところ、悩みを聞いてくれていた親友(と思っていた人)が捨て垢で中傷していたという話をよく見聞きしますもんね。
現代のホラー……。
それから言葉も。不用意な言葉が心を縛る呪いになることもありますもんね。

過去作も取り上げていただいて、嬉しいです。この古風な台詞回しは癖になっています。
締め切り間近でアップして、しかも何度も直すうちに、自分ではもうよくわからなくなってしまっていたので、「大好き」と言っていただいてホッとしました~。
ありがとうございました!!(*^^*)