羅紗情歌 ─遠き異国に分かつとも─

作者 時野みゆ

[歴史]

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 大儀なき戦が愛しあう者たちを引き裂く──乱世の純愛──

 海に面した小さな領地、草薙。戦国の世にあっても、領主夫妻である九条隼人と藤音は仲睦まじく穏やかに暮らしている。
 九条家に仕える巫女の桜花は幼なじみ伊織と祝言を挙げる決心をするが、後任探しが難航し、婚儀の準備がなかなか進まないのが悩みの種だ。

 平穏な日々を送っていた二組の愛しあう者たち。だが、その平和は隼人のいとこ、柊蘇芳の出現によって破れ去る。
 野望を抱く蘇芳は叔父である帝を説き、海を隔てた羅紗国への出兵を企てる。かの地を征服し、倭国の領土にしようというのだ。

 出兵の要請が九条家にもなされる。この戦は単なる侵略でしかない。隼人は苦悩するが、蘇芳の言葉は帝の命令。拒めば草薙が滅ぼされかねない。
 大切なものを守るために隼人は苦渋の決断をする……。

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「鬼哭く里の純恋歌―天女と龍の系譜―」の続編となりますが、こちらから先にお読みになられても大丈夫です。

ファンレター

藤音さんのファーストレディぶりに感動していました

~140話の辺りを、この辺りは藤音さんのパートだなあと思いつつ拝読しておりました。
便りのない中で待ち続けるというのは大変な仕事に違いないですが、それだけでなく、「隼人さんならこうしたはずだ」と傷病兵たちを救護する彼女は素晴らしい人だなあと、改めて感じました。隼人さんが知ったら嬉しいだろうなあと、じわりと感動させられるシーンでした。
前作から、大きく変化して強くなった藤音さんを見て、再度しみじみとしてしまいました。

また、コメント頂き、どうもありがとうございます!
そうですね、長期留守にする時は、こっそりとお伝えさせていただけばよいのですね……気が利かず、再度反省するばかりです。。
こうして間をあけながらも、長くフォローさせていただくことができ、本当に嬉しく、ありがたいです。

コロナウィルス騒動はまだ長引きそうですね、、、
時野さんはお勤めはされていないということで、安全かつ健康に過ごされていることを、心よりお祈り申し上げております。
また時々お邪魔させていただきますm(>_<)m

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