モモちゃん、『シンデレラ』完結おめでとう。お疲れ様でした。リア友のおれは他の一般読者さんとは全く違った読み方になっているはずで、参考にならないかもしれないけど、作品全体の感想を書かせて頂こうと思います。

前会った時に『文章が放つ熱量』て話をしたけれども、この作品の文章や行間からはなにか、凍りつくような冷たさを感じました。理由を考えてみたんだけど、モモちゃんの内面の『闇』が色濃く反映されているからだろう、という結論に達しています。これはおれが書いているモモちゃんの実際の苦悩をよく知っているからこそ、の印象かもしれないけども。なんにしろ、非常に独特の雰囲気と生々しさを持った、お世辞抜きにとてもいい小説だと思います。処女作としては100点満点じゃないでしょうか。

非常に特殊な例外を除いて、小説には中心人物つまり主人公が設定されます。その主人公の魅力の大小が読者を惹きつけ読み続けてもらう為の一番大きな要因になります。これから書いていく作品においては、どれだけ魅力的な主人公やその周りの登場人物を設定できるかを考えていくといいんじゃないかな。

この作品については、りおちゃんの感情描写がとても生々しくてリアルで、存在感が極めて強かった。そのりおちゃんの強い存在感が、ブレることない軸として作品全体を貫いているので、しっかりとした読み易い作品になっていました。どういう終わり方になるのかなと思っていたけど、作品のテーマ、タイトルと強くリンクした綺麗な締めになっていますね。スゴく良かったと思います。

個人的には次は、モモちゃんの豊かな想像力を反映した素敵なファンタジー小説が読みたいなあ。
なんにしても、才能面ではおれを遥かに超える素晴らしいものを持っているので、おれも物凄く刺激を受けていますよ。これからもお互いにいい刺激を与え合って、切磋琢磨しながら、より面白い作品が書けるように頑張っていきましょう。
そして近い将来必ず、共同著作の小説を書こうね！

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